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京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.9「コンテンツ保護とプラットフォーム学」

エンタメ産業をコンテンツ保護の技術革新はいかに変容する?KADOKAWA・東映の名プロデューサー陣と議論する京都大学セミナーが開催(3月30日・参加無料)

2022年03月25日 16時00分更新

文● ASCII

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 京都大学「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」では「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の方も無料参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として毎月展開しており、その第9回が3月30日に開催される。

【参照記事】
謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」

 プラットフォーム学卓越大学院では、学生たちがそれぞれの専門分野と情報学を連携させ、世の中が抱えている様々な社会課題にプラットフォーム構築を通じてそのソリューションとなるような研究やビジネス(=新しい価値創造)を担える人材となるべく日々学びを実践している。この価値創造を追求する上で「日本が強みを持つ産業や分野」の特色へ触れることが、研究の独創性や大局観を育むという狙いのもと、連続セミナーの第9回となる今回は「デジタル化で変化するコンテンツとその保護」をテーマに識者が議論する。

 現在アートやエンタメコンテンツにおいて新たなデジタル技術によるコンテンツ保護を狙う「NFT(非代替性トークン)」に関して議論が賛否両論で巻き起こっている。しかし、コンテンツ保護技術は丁寧な検証が必要であり、今後のコンテンツ保護に関してプラットフォーム構築の観点も含め十分議論がされていなかった側面もある。今回のセミナーでは、長年日本のエンターテインメントに携わり業界を牽引してきたプロデューサー陣と、FinTech(フィンテック)などブロックチェーン技術の金融や行政における利活用を熟知する研究者が集い、娯楽やエンターテインメントの分野における技術革新がもたらすコンテンツ保護の未来像について、対話を通じてそれぞれの立場から探索する。

 参加は無料、3月29日(火)正午まで応募を受け付けている。エンターテインメント業界を含むさまざまな業種の企業がNFT事業への参入について動きを見せ始めている今、是非このテーマに興味関心をお持ちの方には気軽に参加していただきたいイベントだ。

京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.9】イベント詳細

・イベント名:コンテンツ保護とプラットフォーム学 ~新たなコンテンツ保護技術から考えるエンターテインメントの未来像~
・開催:2022年3月30日(水)16時45分 〜 18時45分
・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院
・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)
・お申し込みはこちらから

登壇者一覧

株式会社KADOKAWA 上級顧問 エグゼクティブ・フェロー
井上伸一郎 氏

 1959年1月生まれ。東京都出身。1980年、早稲田大学在学中に『アニメック』(ラポート)副編集長に就任。1985年3月『月刊ニュータイプ』創刊に副編集長として参加。1987年4月、株式会社ザテレビジョン入社。以後、女性情報誌『Chou Chou』、漫画雑誌『月刊少年エース』等の編集長を歴任。2007年1月、株式会社角川書店 代表取締役社長に就任。2019年4月、株式会社KADOKAWA 代表取締役副社長に就任。2021年6月、株式会社KADOKAWA 上級顧問 エグゼクティブ・フェローに就任し現在に至る。

東映株式会社 取締役
テレビ第二営業部長 兼 経営戦略部ハイテク大使館
白倉伸一郎 氏

 1965年生まれ。東映入社後、テレビ朝日勤務、東京撮影所長、企画製作部長などを経て、2018年より現職。「平成仮面ライダーシリーズ」などプロデュース作多数。現在『仮面ライダーBLACK SUN』『シン・仮面ライダー』が制作中。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が放送中。

京都大学 公共政策大学院
岩下直行 教授

 1984年、慶應義塾大学経済学部卒、日本銀行入行。情報技術研究センター長、下関支店長、金融高度化センター長、FinTechセンター長を経て、2017年4月より現職。金融庁参与、金融審議会委員、規制改革推進会議委員、国立情報学研究所・研究開発機構客員教授を兼務。

京都大学 プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター
原田博司 教授

 京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUNは、全世界で数千万台

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