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京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.3「スマート漁業とプラットフォーム学」

すしざんまい木村社長・“船団”を持つ漁業ベンチャー・魚群探知機を世界で初めて実用化した企業担当者が集い、ICTで変わるこれからの漁業を考えるセミナー開催

2021年09月17日 16時30分更新

文● ASCII

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 京都大学「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」では、「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の人も無料で参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として毎月展開している。来る9月29日にその第3回が開催される。

 プラットフォーム学とは、情報学と複数領域を連携させて新しい価値創造を目指す学問領域で、京都大学のプラットフォーム学卓越大学院は、プラットフォーム学を扱う世界初をうたう大学院だ。

【参照記事】
謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」

 第1回は「スマート農業」、第2回は「災害とレジリエンス」をテーマに京都大学の研究者と識者が集い議論を重ねてきたが、今回は持続可能な漁業の在り方と海洋資源保全の両立について取り上げる。

 日本の豊かな食文化に欠かせない漁業や水産業、また食の恩恵を授かるその受け皿である海洋・水産資源を取り巻く状況は刻々と変化している状況にある。環境面に目を向けると海洋ゴミによる漁場環境の汚染やそれに伴う生態系の変化、産業面では漁業従事者の減少や高齢化。そうした課題のなかで安定した漁獲量が確保できない状況(不漁)が生じやすくなれば、漁業者の経営は不安定化し、それは産業の縮小だけでなく食文化の衰退にもつながりかねない。

 こうした課題の解決へ取り組むべく、ICT技術の利活用による「スマート水産業」への転換を進める動きが水産庁の取り組みなどにおいても現在見ることができるようになりつつある。属人化しがちな漁業者の高度なスキルや知見の継承、より効率的な漁業の実現、そしてそれらと同時に海洋・水産資源保護のための調査や解析を高度なセンシングや情報処理によって実現していくことは、具体的にどういった変化をこれからの漁業に与えていくのか。

 本セミナーではこの領域に関わる企業の担当者や漁業の現場を熟知する識者、そして海洋環境や生態系の研究者に議論いただくことを通じて、新しい価値想像を目指すプラットフォーム学ならではの視点にも触れながら、漁業と海洋・水産資源の在り方を考える。参加は無料となり、関心をお持ちの方には是非気軽に参加いただきたい。

京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.3】イベント詳細

・イベント名:『スマート漁業とプラットフォーム学』~海洋資源の保全と豊かな食文化の維持を目指して~
・開催:9月29日12時~14時15分
・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院
・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)
・お申し込みはこちらから

登壇者一覧

株式会社喜代村(すしざんまい) 代表取締役社長 木村清 氏
1952年千葉県生まれ。中学卒業後、15歳で航空自衛隊に入隊。18歳で大検に合格し、航空操縦学生になる資格を得るも、交通事故で目を負傷しパイロットの夢を断念。72年中央大学法学部に入学。74年に退官。同年、在学中に大洋漁業(現・マルハニチロホールディングス)の子会社である新洋商事にて勤務。食材や食品などの開発・販売を手掛ける。79年喜代村の前身にあたる木村商店を創業。85年(株)喜代村設立。2001年4月築地場外市場に日本初の年中無休24時間営業の寿司店「すしざんまい本店」を開店。愛称は「マグロ大王」。

船団丸 代表 / 株式会社GHIBLI 代表取締役 坪内知佳 氏
1986年福井県生まれ。2010年、山口県萩市内で翻訳とコンサルティング業務を行なう事務所を設立。同年10月に知見のなかった漁業の世界に飛び込み、2011年3月、約60名の漁業者をまとめ、萩大島船団丸を設立し代表に就任(2014年4月、株式会社GHIBLIとして法人化)。以降、漁師集団とともに、船団を「家業」から「企業」にするため、日夜奮闘している。漁協との調整や出荷ルートの確保、販路開拓までを手がけ、2015年春からは福島県いわき市の漁港の復興にも携わる。

古野電気株式会社 技術研究所 フェロー(センシング技術、産官学連携担当) 西森靖 氏
1984年、大阪大学大学院工学研究課応用物理学コース卒業、同年古野電気株式会社入社。魚群探知機、スキャニングソナー、超音波診断装置などの研究開発に従事。2009年 水産資源調査向け計量スキャニングソナーの研究により、学位取得(水産科学、北海道大学)。2012~2021年 取締役・技術研究所長、今春よりフェロー。現在、漁業、養殖を含む海洋分野向けの新しい水中センサー開発を推進中。

京都大学 農学研究科 応用生物科学専攻 三田村啓理 教授
京都大学農学研究科教授。同情報学研究科准教授を経て2020年より現職。生物の行動や生態を直接計測するバイオロギング・バイオテレメトリーを水圏に生息する魚類などに適用し、彼らの行動・生態の解明に取り組んでいる。フィールドはタイ国、福島県、京都府、和歌山県、広島県、高知県、宮崎県など多岐にわたる。

京都大学 プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター 原田博司 教授
京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUNは、全世界で数千万台導入されている。

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