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第4回 確定申告事件簿

【2022年提出 確定申告】そのギャラ飲み、確定申告が必要です

前川亜紀 監修●高橋創(税理士) 編集●飯島恵里子/ASCII

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 人々の欲望がとぐろを巻く新宿。この街で働く人々が、確定申告時期に駆け込むのが、税理士・高橋 創が率いる髙橋創税理士事務所。開業15年目、キャバ嬢、ホスト、医師、アーティストなどあらゆる個人事業主・フリーランスの味方になり、税金の悩みに向き合い続けてきた。

 ここでは高橋創税理士の経験から得た「確定申告、あるある」を基に様々なバレに配慮し、相談者の経歴やディティールの一部を変更して紹介する。第4回目の今回は、「港区女子(ギャラ飲み)」として活動する、夢愛さん(仮名・26歳)の相談に高橋創税理士からアドバイスをいただいた。

会社員をしながら、港区女子の副業をしている

 相談者の夢愛さんは、会社員をしながら港区女子として活動し、3年になるという。透き通るような白い肌に細身のボディ。明るいブラウンのロングヘアはサラサラで、淡いパープルのニットワンピースを着ています。肉感的なのに清楚で、まさに港区女子の王道という印象。話すときに、ロングヘアを指先でずっと梳いているのは、癖なのでしょうか。

 「短大を出てから、アパレル関連の部品メーカーに勤務しています。でも、手取りが12万円で、スキルアップしても給料が増えない。海外旅行も行けず、欲しいものも買えないので、ギャラ飲みの副業を始めました」

 「パパ活」との違いは、「大人(男女の交渉)」がないことだという。仕事の内容について伺いました。

 「ギャラのみのマッチングアプリで相手を見つけて、待ち合わせ場所に行く。30~60代の会社員が多いです。2時間くらい飲んで、2~4万円いただきます」

 コロナ禍で多くのキャバクラが休店した。そこで、活躍したのが夢愛さんのような港区女子。

 「私たちもリピートしてもらわないといけないので、“大人”は絶対にしないんです。会社もリモートになり、続けるうちに稼げるようになってきて、今年は100万円以上の収入がありました。これって申告した方がいいのでしょうか?

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