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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第197回

スポーツイベントの季節、動画視聴用に今すぐ手軽に大容量のデータ通信ができるSIMを考える

2022年02月06日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII

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 冬季五輪が開幕した。以前はテレビやワンセグでないと見られなかった各種スポーツ中継も、今やネット配信が当たり前となった。そこで問題になるのはデータ通信量。今すぐ使えて動画配信に十分耐えられそうなSIMを考えた。

月20GB系プランは通信量切れ時の追加費用を考慮したい

 これまで月3GB程度のプランを利用していたが、長時間の動画配信を楽しみたいとなった場合、今話題の月20GBのサービスに移行することをまず考えるだろう。

 20GBのサービスには、ドコモ「ahamo」、ソフトバンク「LINEMO」のほかにも、MVNOの格安SIMではIIJmio「ギガプラン」の20GBプランや日本通信SIM「合理的20GBプラン」などがある。いずれも月額料金は2000円台。Y!mobileやUQ mobileでも割引が適用される条件であればやはり2000円台と選択肢が多い。

各サービスの月20GBのプラン比較

20GBが2970円のドコモ「ahamo」。20GBプランは選択肢が増えている

 動画の視聴時間では月20GBでは少ない可能性もある。高画質な設定であれば、1~2時間で約1GBを使う。毎日2時間見ていると月半ばで使い切ってしまい、追加の通信量も考えないといけなくなる。ahamo/LINEMOでは速度が最大1Mbpsに制限されるものの、画質を落とせば動画視聴にもなんとか耐えられる。Y!mobileやUQ mobileも同様だ。ただし、IIJmioは300kbpsまで、日本通信SIMも“低速通信”に速度制限されてしまう。

 これだけ見ればahamo/LINEMOやサブブランドの方が有利に見えるが、IIJmioは追加分は1GBあたり220円(日本通信も275円)。ahamo/LINEMOの1GBあたり550円より安く、フルスピードが使える通信量を追加をしたい場合は有利になる。

IIJmioは20GBで2000円強。eSIMでの契約ならさらに安くなる

 また、IIJmioはアプリで高速通信をオフしてン低速モードに変更できる。待機時やSNSしか利用しないときは低速モードにしておけば通信量を節約できる。サブブランドでもUQ mobileは同様のことが可能だ。

常時最大3Mbpsだが、2000円台で月50GBが使える
ビッグローブの「donedone」

 一方で最初から通信速度に制限があるが、より多くの通信量をお得に利用できるサービスもある。ビッグローブが「BIGLOBEモバイル」とともに提供する、もう1つの通信サービス「donedone」だ。

速度は最大3Mbpsだが、2000円台で月50GBが使える「donedone」。KDDI傘下のビッグローブが提供している

 donedoneの「ベーシックUプラン」は通信速度が最大3Mbpsに制限されるが、月50GBで2728円と20GB系サービス並の料金だ。1Mbpsでなく3Mbpsというのは微妙に早い程度に見えるが、実際にスマホで使うとその差は小さくなく、3Mbpsの恩恵は確実にある。配信サービスによっては高画質にならない可能性もあるが、通信速度が遅ければ同じ時間動画を見ても通信量は少なくなるため、より長い時間の視聴が可能になる。

 特にスマートフォンで見る場合、そこまで高画質でなくてもあまり気にならないこともあるため有効だ。ただし、スポーツ中継では解像度が落ちるだけでなく、ブロックノイズが多くなる場合もある。激しい動きのスポーツの場合は注意したい。

サブ回線を使う方法は「今すぐ見たい」に有効

 契約を乗り換えるのではなく、サブ回線を使う方法もある。2つのSIMが使えるDSDV対応スマートフォンでは、もう1つのSIMを挿入してデータ通信を任せることができる。iPhoneや最近の機種では物理SIM2枚ではなく、片方はeSIMに対応していることが多く、eSIMに対応したプランなら申し込み直後に使えるものもあり、動画を「今すぐ見たい」という要望にも対応できる。

 この用途には、IIJmioのeSIM対応のデータ専用プランは通常のプランよりも安価で、20GBでも月1650円だ。使い切った場合は1GBあたり220円で追加できるが、追加しない場合は300kbpsの低速に制限される。IIJmioの注意点としては、契約初月は料金も日割りだが通信量も日割りになるため、月末に開通するとその月は少なくなる。平均して使うなら問題がないが、開通直後に大量に動画を見たい場合は契約日に注意したい。

 音声通話付きのプランでデータだけを使う方法もありだ。ahamoもLINEMOの短期契約もありだろう。しかもeSIMを選べば申し込みから実際に使えるまでの時間が短縮できる。ahamoやLINEMOは契約事務手数料もゼロ。使用期間が短い場合は、初期費用や解約の手間も考慮したい。

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