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実売2万円以下でネットワーク機能が充実したGIGABYTEのマザー「B660M DS3H AX DDR4」は第12世代Coreでの自作に最適

文●松野将太 編集●北村/ASCII

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M.2ヒートシンクの冷却性能は十分

 最後に、M.2スロットのヒートシンクをSSDに装着した際の冷却性能を確認してみよう。検証では室温20度で「CrystalDiskMark 8.0.4」を使用し、データサイズ1GiB、各テスト回数9回のベンチマークを実行した際の温度を確認している。

計測に使用したのは、GIGABYTEの「AORUS Gen4 SSD 1TB」順次読み込み最大5000MB/sの高速SSDだ

検証ではメモリーやCPUクーラーもGIGABYTE製品を使用している。メモリーは「AORUS RGB Memory 16GB」

CPUクーラーは「AORUS WATERFORCE X 280」。LGA1700対応の最新モデルだ

計測結果そのものは、ヒートシンクの有無によりほとんど左右されず高速だった

SSDの温度(単位:縦軸 ℃、横軸 秒)

 グラフを見れば一目瞭然だが、ヒートシンクあり/なしでのSSDの温度差は非常に大きい。ヒートシンク装着時はアイドル時30度前後、高負荷時でも60度前後で温度が安定するものの、ヒートシンク非装着時は高負荷時の温度が最大で80度を超えてしまうため、継続的な負荷をかけるような場面ではやや不安がある。「AORUS Gen4 SSD 1TB」のような高速SSDを利用する場合は特に、ヒートシンク付きのスロットを利用することをおすすめしたい。

良コスパ自作のお供に「B660M DS3H AX DDR4」

 ミドルクラス向けのB660チップセットを搭載した「B660M DS3H AX DDR4」は、コストパフォーマンスを重視したスタンダードからミドルクラスの自作PCで有力な選択肢になりえるマザーボードだ。

安価でネットワーク機能が充実したマザーボード「B660M DS3H AX DDR4」

 特に高性能・多機能な製品が多かったZ690チップセット採用マザーボードとの価格差は大きく、シンプルさを求めるユーザー、比較的安価でネットワーク機能が充実したマザーボードが欲しいといったユーザーにとっては注目度が高いだろう。第12世代Coreプロセッサーの選択肢も増えた今、コスパ重視の自作PCのお供に「B660M DS3H AX DDR4」を選んでみてはいかがだろうか。

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