実売2万円以下でネットワーク機能が充実したGIGABYTEのマザー「B660M DS3H AX DDR4」は第12世代Coreでの自作に最適
M.2ヒートシンクの冷却性能は十分
最後に、M.2スロットのヒートシンクをSSDに装着した際の冷却性能を確認してみよう。検証では室温20度で「CrystalDiskMark 8.0.4」を使用し、データサイズ1GiB、各テスト回数9回のベンチマークを実行した際の温度を確認している。グラフを見れば一目瞭然だが、ヒートシンクあり/なしでのSSDの温度差は非常に大きい。ヒートシンク装着時はアイドル時30度前後、高負荷時でも60度前後で温度が安定するものの、ヒートシンク非装着時は高負荷時の温度が最大で80度を超えてしまうため、継続的な負荷をかけるような場面ではやや不安がある。「AORUS Gen4 SSD 1TB」のような高速SSDを利用する場合は特に、ヒートシンク付きのスロットを利用することをおすすめしたい。
良コスパ自作のお供に「B660M DS3H AX DDR4」
ミドルクラス向けのB660チップセットを搭載した「B660M DS3H AX DDR4」は、コストパフォーマンスを重視したスタンダードからミドルクラスの自作PCで有力な選択肢になりえるマザーボードだ。
特に高性能・多機能な製品が多かったZ690チップセット採用マザーボードとの価格差は大きく、シンプルさを求めるユーザー、比較的安価でネットワーク機能が充実したマザーボードが欲しいといったユーザーにとっては注目度が高いだろう。第12世代Coreプロセッサーの選択肢も増えた今、コスパ重視の自作PCのお供に「B660M DS3H AX DDR4」を選んでみてはいかがだろうか。