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石川温のPCスマホニュース解説 第130回

マイクロソフト「Surface Duo 2」2画面で仕事はかどる

2022年02月01日 09時00分更新

文● 石川温

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グーグルと組んで進化させていくべき

 もちろん、2画面ということで課題も多い。 

 マイクロソフトが提供するアプリは比較的、2画面のことを考えた操作体系となっているが、それでも、ちょっと戸惑う挙動になることが多い。操作をすると、いきなり別の画面にアプリの表示が飛んだりと、操作していて面食らうことがしばしばあるのだ。

 このあたりはユーザーが「2画面に慣れていない」というのもあるだろうが、マイクロソフトやAndroidを提供するグーグルも、2画面のユーザーインターフェースにこなれていないという面もあるだろう。

 マット・バーロウ氏は「Surface Duo 2においては継続的なアップデートを行ない、マイクロソフトとグーグル、どちら側からもユーザーが望む機能を追加する」と胸を張る。

 現在、グーグルでは大画面や2画面スマホに向けた「Android 12L」を開発中だが、Surface Duo 2へのアップデート配信についてマット・バーロウ氏は言及を避けた。

 Androidとしては、2画面スマホや、Galaxy Z Fold 3 5Gのような折りたたみデバイスは、アップルのiPhoneとの大きな差別化ポイントとなるのだから、もっと使いやすいように注力して開発していくべきだろう。

 「2画面は生産性の向上につながる」といっても、「使いにくい2画面」ではむしろ生産性が下がってしまう。「これならiPadを持った方が使いやすい」と評価されてしまっては元も子もない。

 マイクロソフトとグーグルは、真剣にタッグを組んで2画面で使いやすいAndroid、Surface Duo 2を進化させていくべきだ。

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