エネルギー価格の高騰と、ウクライナ情勢も背景に
その上で、昨今の世界的なエネルギー価格の高騰とウクライナをはじめとする国際関係の緊張です。
特に光熱費を含むエネルギー価格が上がっていき、ガソリン代も3割高くなる中で、なす術もないのです。ここで少し考え方を変える必要が出てきた、と思いました。
確かに環境配慮は今まで、そして現在も含めて、追加コストを伴うものだというイメージが強かったのは事実です。実際筆者も、そう感じるほどに追加支出が迫られるものだということは、米国でも日本でも同様だったと思います。
しかしガソリン代の高騰を見ても、ジワジワとコストが上がっていくエネルギー価格全体を眺めてみても、対策せずにコスト増を受け入れ続けていくことが良いのか、追加コストを支払っていま対策するべきなのか。10年単位で考えると、筆者にとっては、後者の方が妥当だという判断に至りました。
太陽光で電気を発電し、その電気を自分で使いながら、同時にクルマを走らせることが、エネルギーコストを一定に保てる可能性が高まる。幸い。発電も電気のクルマも補助金が用意されており、前述の「追加支出」をよりマイルドにしながら、生活全体のエネルギー環境を転換できる可能性がありました。
気候変動や地球環境への対策という大義名分が、エネルギーコストの平準化という個人レベルでも「大きなリスク回避になる」という考えに変化した点が最大の理由と位置付けることができます。
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