GENDA SEGA Entertainmentは、コミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス「まちのコイン(通貨名:アキコ)」を、1月26日(水)から秋葉原地域に導入する。
「まちのコイン」は面白法人カヤックが開発した、体験で地域をつなげるコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス。利用するには「まちのコイン」アプリをダウンロードし、QRコードを介してコインを獲得する。ほかにも地域活動などに参加するとコインを獲得でき、獲得したコインは加盟店などで利用できる仕組みだ。
コインの獲得はゲームのように楽しめ、たくさん使えば使うほどレベルアップしてボーナスコインがもらえるほか、さまざまなチャレンジをクリアしたときなどにボーナスコインがもらえる。
「まちのコイン」は、2019年9月に神奈川県「SDGsつながりポイント事業」で採択されて以来、 福岡県八女市や東京都下北沢周辺など、これまでに14の地域に導入されている。
秋葉原での導入時には、SEGA秋葉原4店舗、神田明神(神田神社)、秋葉原ワシントンホテル、 メイドカフェ「リリアンプリアン」、とらのあな、サンコーレモノショップ秋葉原総本店、パフォーマンス集団「リアルアキバボーイズ」など18ヵ所で利用可能だ。
「まちのコイン(アキコ)」で期待できる効果は3つある。1つは相互送客の促進と連携強化。これは駿河屋各店や神田明神などに来店し、チェックインするだけで50アキコがもらえるというもの。
2つめはファンとの関係性深化。裏メニューの提供や、店主との会話が増える常連体験の提供だ。具体的には、プラモデルを製作する場所や工具を貸し出す「秋葉原工作室」で、通常貸し出しのない偏光塗料などの利用を500アキコで提供するのがこれに該当する。
3つめはSDGsに貢献する体験。秋葉原ワシントンホテルで、提供する朝食ブッフェの残食をランチボックスにした「TABETE」(450円)を購入すると、フードロス削減に貢献したということで100アキコがもらえる。スーパーホテルでは、使わなかった歯ブラシの返却などで500アキコがもらえる。
「まちのコイン(アキコ)」は、電子通貨なので紙の地域通貨よりも低コストでの運営が可能だ。また、法定通貨への換金性がないため原資も不要。コインには有効期限が定められており、一定期間(最大180日)使わないでいると回収され、再度まちの中に再配布され循環する。この仕組みが、持続可能な運営につながる特長になる。なお、1年以内に加盟店100店舗、ユーザー数3000人を目標にしているという。