マニュアル作成のスタディストがコンサルティング事業を開始
マニュアル改革×コンサルティングで生産性向上へ
スタディストは1月17日、コンサルティング事業を本格開始した。システムの導入にあわせて業務の棚卸しや標準化、育成プランの構築等を行なうことで、より強力に生産性向上の取り組みを支援する。
同社のマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」を利用する一部の企業において、「そもそも業務の可視化がされておらず、マニュアル化することができない」「日々の業務に追われ、マニュアルを作る時間がない」「マニュアルをどう活かしたら良いのか分からない」といった課題が存在するという。システムの提供だけでは解決できないこれらの課題を解決し、生産性向上の実現を支援するため、コンサルティング事業を開始した。
スタディストで提供するコンサルティングは、パッケージプランによる提供のみならず、各社の課題にあわせた完全オーダーメイド型で提供する。主に以下のような取り組みが可能(サービスは順次拡充していく予定)。
・業務アセスメント
顧客企業の業務の棚卸しや内容の分析を行ない、最適な形での標準化、その上でのマニュアル化を支援する。また、各業務の課題やマニュアルの活用状況を整理し、マニュアルの必要性が高い業務を特定、取り組みの優先順位を明確にする。
・マニュアル作成代行
既存のマニュアルをわかりやすく再編しながらTeachme Bizへ移管する。新たにゼロからマニュアルを作成する場合も、業務の手順や方法をヒアリングし、マニュアルの運用に関する知見が豊富なスタッフが高品質なマニュアルを作成する。
・トレーニングコース構築
作成したマニュアルは「どのマニュアルを」「どういった順番で」「いつまでに」閲覧し、実行すべきなのか決定し、通知をすることで、人材育成により効果的に活用できるとする。スタディストでトレーニングコースを設計・構築するだけでなく、実際の運用や管理まで支援する。
・Teachme Biz 運用代行(運用BPO)
マニュアルの内容やアカウント管理といった運用業務を一手に代行し、運用管理者の業務負担と属人化リスクを軽減する。
今後は、新たなコンサルタントの採用や、複数のパートナー企業との提携を通じ、より多角的かつ高品質なサービスを提供できる体制を強化し、2023年2月末までにコンサルティング事業で1億5000万円の売上を目指すとしている。