コンパクトとは言え500g以上の重量のあるZamkol BT スピーカーは据え置き型として使用するユーザーが多いだろう。底面には4つの小さなフットがあるので、デスクの上や洗面所のトップにそのまま置いてもよいが、設置場所が柔いと低域がブーストして歯切れが悪く感じることがある。本体のEQボタンで低域強調をするとその傾向はより顕著に現れる。
実際に筆者はデスクの上の35インチモニターの足に持たせかけてZamkol BT スピーカーが筆者の耳方向に向くように多少仰角となる配置で使ってみたが、ジャズ系やヘビーなロック系では木製デスクのブースト音が気になった。
インシュレーターを買うのが悔しく
急遽、スタンドのたぐいを起用
スピーカーセッティングの基本なのかもしれないが、困ったときは何かしっかりした台やスタンドに頼ってみるのが、一時はオーディオ三昧の貧困生活を経験した筆者のおまじないだ。とは言えZamkol BT スピーカー本体とほとんど価格差のないインシュレーターを買うのも悔しい感じがした。
自宅のデスク回りを見回してみて見つけたものは、ガラス製の小さな食器、天空カメラIQUIのスタンド、TIMEXの腕時計「Tile」を買った時にお店から頂いたセラミックタイルを2枚組み合わせたスタンドの3点が見つかった。
3種類全部でよく聴く傾向の曲を何曲か複数回聴いて最終的に残ったのは、セラミックタイルを2枚組み合わせたスタンド。組み合わせた形状で上下左右ひっくり返してみたり思いつく限りの形態をZamkol BT スピーカーと組み合わせてみたが、結論的に現在の環境での最上の配置は、セラミックスタンドにZamkol BT スピーカーの底面を全面的に接地し、背面の低音ダイアフラムスピーカープレート側を浮かせるというものだった。
しばらくZamkol BT スピーカーの設置による音変化を楽しんでいて、たまたま家にあったマンフロットのミニ三脚と三脚穴付きのスマホアダプターの組み合わせもなかなか素晴らしいことに気が付いた。予算が許せばなかなか面白い。2セットで後述するステレオ方式も楽しそうだ。
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