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山根博士の海外モバイル通信 第571回

「MagSafe」「透明」「10000mAh」Momaxのバッテリーは機能とデザインで勝負

2021年10月28日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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デザインと機能に優れたQ.Mag Power+

 今やコンビニでも買えるモバイルバッテリー。無名メーカーのモノも含めるとその種類は数百以上に及ぶでしょう。モバイルバッテリーはもはや日用品になっています。各社は容量を増やしたり、デザインの優れた製品を出すなど差別化を日夜競い合っていますが、Momaxが海外で販売中のモバイルバッテリー「Q.Mag Power+」はデザイン良し、機能良しのなかなか優秀な製品です。

 Q.Mag Power+の本体は片面が透明になっています。内部にアンテナらしきものが見え、これだけでも使うのが楽しいと感じられそうです。Q.Mag Power+はMagSafeに対応しており、このアンテナはワイヤレス充電用のもの。その周りを囲むのはMagSafeのマグネットです。Q.Mag Power+はiPhone 12/13の本体を乗せるとマグネットでぴたりと固着し、ワイヤレスで充電してくれます。

MagSafeのアンテナとマグネットが見える透明なボディー

 まるでサイバー的な雰囲気を持った製品にも関わらず、反対側の面はファブリック風の落ち着いた仕上げ。モバイルバッテリーとは感じさせない上質なイメージです。1台で2つの顔を持つなんてなかなか欲張った仕上げにしているのですね。

反対側は一転してインテリア雑貨風とも言える仕上げ

 バッテリーの性能としては容量が10000mAh。出力はUSB Type-CがPD 20W、Type-Aは22.5WのファーウェイSuper Chargeにも対応します。さらにはMFi認証も取っており、Lightningの端子も備えます。無線充電の出力は10W。Q.Mag Power+の充電はType-C端子から行ないます。バッテリーの性能としては特記すべきものはなく、一般的な性能と言えるでしょう。

PD 20Wまでに対応、Lightning端子もある

 せっかくボディー片面が透明なので、充電残量や出力を表示するモニターでもあるといいのですが、そこまでの機能は搭載されていません。なお残量は側面にあるランプで5段階表示。Q.Mag Power+はLightning端子があることやMagsafe対応でアップル製品対応を強く意識しつつ、本体デザインを2つ両立させてあらゆるユーザーに好まれるバッテリーを目指したのでしょう。

Q.Mag Power+の展開図。2つの表情と3つの端子が特徴だ

 透明サイドをよくよく見ると、アンテナとマグネットの丸い配置が昔の「iPod」のようにも見えてきますね。アップルの製品はなにかと丸い形状をアクセントに使ったものが多く、Q.Mag Power+はアップルストアの店舗で売られていても違和感はなさそうです。なお気になる価格は筆者の住む香港で498香港ドル、約7300円。バッテリーの海外からの輸入は面倒なので、日本でも販売してほしいものです。

iPodにも見えてくる

 サードパーティーから出ているMagSafeアクセサリーは充電台やモバイルバッテリーが多く、あとはスタンドやウォレット類が目立つくらい。MagSafe登場から1年が過ぎており何か面白いものでも出てきてほしいところですが、気になったものとしてはBlack SharkのiPhoneクーラー「Black Shark Magnetic Cooler」くらいでしょうか。日本では6980円で販売されていますが、ペルチェ素子を使ってガンガンに冷やしてくれるのでARゲームなどをやる人には必須のアクセサリーと言えます。

Black Shark Magnetic Cooler。MagSafeで張り付き冷やしてくれる

 MomaxはiPhoneケースなども出すアクセサリメーカーで、モバイルバッテリーも多種多様の製品を展開中です。Q.Mag Power+は外観にこだわった製品ですが、何かしら付加価値のある機能を乗せたMagSafeアクセサリーの展開も今後お願いしたいところ。スマートフォンの背面にアクセサリーを自由に張り付けることのできるMagSafeはiPhoneの新しい使い方を導いてくれるはずです。MagSafeを使ったVRグラスなど、楽しいアクセサリーが出てくることに期待したいものです。

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