京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は10月25日より、安否確認サービス「安否ナビゲータ」に災害発生時にユーザーの位置情報、近隣の避難場所を地図上で確認できる機能を実装し、提供開始する。
安否ナビゲータは、同社が個別に提供してきた安否確認システムを汎用展開したクラウドサービス。気象庁からの大規模な地震や警報以上の気象情報の発表に対して、登録しているユーザーへ自動で安否確認を行なえる。
近年、台風や大雨による土砂災害や河川の氾濫などの災害発生時には自治体から防災無線が配信されるが、音声だけでは災害発生地域・避難場所の把握が難しい場合があったり、外出・出張先など土地勘のない地域では、避難場所を把握していない場合も想定される。
このような背景から、安否回答時に端末のGPSから位置情報を取得し、担当者がユーザー(従業員)の被災状況と位置情報を地図上で確認できる機能と、ユーザーが専用スマホアプリから近隣の避難場所を地図上で確認できる機能を実装。
担当者は複数ユーザーの情報を地図上で視覚的に把握することができ、ユーザーの安全確保を支援するとともに、迅速な救助要請や救助活動に役立てることができるとしている。