3連ファン&大型ヒートシンク採用のビデオカード
フルHD~WQHDで快適プレイ! 静音性と冷却性能を兼ね備えたASRock「Radeon RX 6600 XT Challenger Pro 8G OC」の利点とは?
最新ゲームで前世代ミドルレンジGPUと比較してみた
Radeon RX 6600 XTのゲーミングパフォーマンスは加藤氏が、同GPUを搭載するASRockの最上位モデル「Radeon RX 6600 XT Phantom Gaming D 8GB OC」を使って詳細にレビューしているので、そちらで確認していただくとして、ここでは最新ゲームタイトルを使ってRadeon RX 6600 XT Challenger Pro 8GB OCのゲーミング性能を見ていこう。
Radeon RX 6600 XTのターゲット解像度となるフルHDに加えて、WQHDでもテストしてみた。なお、比較に前世代ミドルレンジGPUとなる「Radeon RX 5600 XT」を搭載した「Radeon RX 5600 XT Challenger D 6G OC」を用意している。
1本目は最新拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」の発売が迫っている定番MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」を使ってみていこう。
フルHD解像度、画質「最高品質」に設定。フレームレートは「CapFrameX」を使って、ゲーム内「黒衣森:南部森林」にある広大な沼地「根渡り沼」の一定ルートを60秒間移動して計測している。
結果、前世代Radeon RX 5600 XTから30%以上フレームレートを伸ばした平均137.3fps、最小1%(パーセンタイル点)120.0fpsを記録した。総勢24人で挑み、敵味方のエフェクトが乱れ飛ぶアライアンスレイド戦など、よりGPU負荷が高まるエンドコンテンツも快適に楽しめる。これからファイナルファンタジーXIVをスタートする人も安心だ。
なお、WQHD解像度も試すと、Radeon RX 5600 XT Challenger D 6G OCではギリギリ60fps台だったが、Radeon RX 6600 XT Challenger Pro 8GB OCではフルHDと同じく30%アップの平均82.2fpsを記録していた。レイドコンテンツでは描画設定をダウンさせる必要が出てくると思われるが、WQHD液晶ディスプレーとの組み合わせも十分視野に入る結果になっている。
続いては名作ハクスラRPGのリマスターで、半端ないアイテムスペースの圧迫感や、マウスボタンの連打などはそのままに、グラフィックスを大幅に向上させた「ディアブロ2 リザレクテッド」だ。
画質設定にはプリセット「最高」を選択したほか、「VFXライティング品質」を「ウルトラ」にするなど最高品質を選択。「CapFrameX」で、序盤「荒涼の平原」の一定ルート移動中を計測している。高フレームレートは必要としないが、Radeon RX 6600 XT Challenger Pro 8GB OCは、フルHD、WQHDの両解像度で60fpsを超えているので安心だ。
最後は独特かつリアルな水彩画調のビジュアル表現の「テイルズ オブ アライズ」をプレイしてみた。画質は各種項目を「HIGH」などの最高に設定。火の粉が舞い散る冒頭の「モスガル」で、一定ルートを60秒間移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録している。
戦闘時のフレームレートは10~20fps程度ダウンする傾向にあるが、Radeon RX 6600 XT Challenger Pro 8GB OCならフルHDで平均179.5fps、WQHDで平均113.7fpsと、十分快適にプレイできるフレームレートを記録。とくにRadeon RX 5600 XT Challenger D 6G OCでは、ギリギリな最高画質でのWQHDプレイも可能だ。
迷ったらコレを選べ!
おススメ度高めのRadeon RX 6600 XT搭載ビデオカード
レイトレーシングが苦手という点はあるが、定番MMORPGのファイナルファンタジーXIVをはじめ、最新タイトルのディアブロ2 リザレクテッドやテイルズ オブ アライズを、フルHDならびにWQHD解像度で快適にプレイできる性能を持つRadeon RX 6600 XT Challenger Pro 8GB OC。高い静音性と冷却性能を発揮する3連ファン&大型ヒートシンクを組み合わせており、数あるRadeon RX 6600 XT搭載ビデオカードのなかでもおススメだ。ゲーミングPCの自作やビデオカードの買い替えを検討している人は、ぜひチェックしてほしい。
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