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ヴイエムウェアと共同開発した「Transparent Snapshot」を実装、データ保護意識調査も公表

デル・テクノロジーズ「PowerProtect Data Manager v19.9」を発表

2021年09月27日 07時00分更新

文● 大河原克行 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 デル・テクノロジーズは2021年9月22日、新たなデータ保護ソリューションとして「PowerProtect Data Manager v19.9」を発表した。ヴイエムウェアとの共同開発で実現した最新の保護手法である「Transparent Snapshot」などを実装している。また「PowerProtect DD OS 7.7」のテクノロジープレビューを提供することも明らかにしている。

 同日行われた記者発表会では、データ保護に関する意識調査「グローバル データ保護インデックス(GDPI:Global Data Protection Index)」の最新結果についてもあわせて発表した。

「Dell EMC PowerProtect」

発表会に出席したデル・テクノロジーズ DPS事業本部 本部長の芳澤邦彦氏、同社 事業推進担当部長の西賴大樹氏

大規模仮想マシンのデータ保護を実現する「Transparent Snapshot」など実装

 重要データやワークロードの保護を行うソフトウェア、PowerProtect Data Managerの最新版となるv19.9は、2021年9月から提供を開始。「Transparent Snapshot」と「Dynamic NAS Protection」という2つの主要機能を新たに実装したのが特徴だ。

 ヴイエムウェアとの共同開発で実現したTransparent Snapshotは、従来のVADP(vStorage API for Data Protection)方式では困難だった、大規模で重要な仮想マシンのデータ保護を実現するのが特徴だ。バックアップ性能を5倍に高速化し、仮想マシンの遅延時間を5倍改善(抑制)。シンプルな操作、本番影響の極小化など、「いままでの仮想マシン保護の常識を刷新できる」(デル・テクノロジーズ 事業推進担当部長の西賴大樹氏)という。

ヴイエムウェアとの共同開発による「Transparent Snapshot」

 もうひとつのDynamic NAS Protectionは、NASストレージに格納された大容量の非構造化データを保護するための機能で、コンテナ技術を活用して実現した最新の保護手法だという。従来のNDMP(Network Data Management Protocol)方式では困難だった、数百TBクラスのデータ保護も実現している。新開発した動的なスライシング技術によって自動負荷分散を実現。多種多様なNASストレージに対応できる。バックアップ性能は最大3倍、リストア性能や最大2倍と、オートスケールによる高速性能も実現している。

大容量NASストレージデータ保護の「Dynamic NAS Protection」

 各種データ保護ソリューションを消費モデルで提供する“データ保護 as a Service(DPaaS)”のオファリングとして、マルチクラウド間のデータモビリティを実現する「PowerProtect for MultiCloud」(日本での展開は未定)や、SaaS/エッジクラウドデータ保護の「PowerProtect Backup Service」(2021年5月発表)を紹介。さらに、オンプレミスITの“as-a-Service化”を図る「Dell Technologies APEX」においても、データ保護に新たな消費モデルを提供できるとした。

PowerProtect DDの“多次元拡張”を実現する「Smart Scale」

 今回テクノロジープレビューとして発表されたPowerProtect DD Smart Scaleは、データ保護専用ストレージアプライアンスにPowerProtectを実装したソリューションだ。DD OS 7.7から利用できる「Smart Scale」サービスを適用することで、複数の物理アプライアンスをプール化し、シングルネームスペースの提供や使用容量/性能の分析、将来予測に基づく再配置レコメンドといった機能を提供する。製品化は2022年1月以降の予定。

 「従来はスケールアップの拡張であったが、“多次元的な拡張”を実現。内部に組み込んだ機械学習エンジンにより、複数のアプライアンスの容量を把握。利用量の将来予測や再配置レコメンドを提示し、データ格納先の移動や再配置も実施する。全体が平準化されるため、消費型モデルでの運用にも適している」(西賴氏)

「PowerProtect DD Smart Scale」の概要

 さらに、サイバー攻撃被害からの確実なデータ復旧を行う「PowerProtect Cyber Recovery」については、すでに750社以上がデル・テクノロジーズのCyber Recoveryソリューションを導入していると紹介した。

 「デル・テクノロジーズは、2015年からサイバー脅威対策(レジリエンス)分野に参入してきた実績がある。米国金融機関が設立した非営利団体シェルタード・ハーバーが求めるデータ隔離仕様が実現可能なソリューションとして、唯一認められたのがデル・テクノロジーズのソリューションである。新たに『Managed Service for Cyber Recovery Solution』を提供し、サイバー復旧基盤の運用支援も行う」(西賴氏)

 デル・テクノロジーズでは、サイバー攻撃に対して検出/対応/復旧する能力を評価する無償の簡易サイバーレジリエンスアセスメントを提供している。また、ESGのアナリストによるサイバーリスクを軽減するための推奨事項の提案なども行っていることを示した。

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