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R6Sの思いや2PCに関する工夫、ゲーミングPCのこだわりなどを解説

eスポーツキャスター・ふり~だ氏にインタビューを実施、2PCのゲーム&配信環境やG-Tuneの魅力などを伺った

2021年09月30日 11時00分更新

文● 市川 編集● ASCII

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ゲーム用PCと配信用PCの2台持ち! ふり~だ氏のゲーム&配信環境を徹底解説

――キャスターだけでなく、ストリーマーとしても精力的に活動されていますが、何か得るものはありましたでしょうか。また、ストリーミングをするうえで大事にされていることはありますか。

ふり~だ氏:ストリーミングをするうえで私が大事にしているのは、ゲームプレイを楽しむことですね。私が楽しんでいる様子を見て視聴者も楽しんでもらいたいという思いがあります。逆に自分自身がゲームを楽しんでいないと配信として成り立たないので、楽しさが詰まったストリーミングを心がけています。

チーム戦形式のeスポーツ大会の番組だと、試合の都合上、ゴースティングされないように3分間のディレイ(遅延)が入ります。3分間遅れているので、リアルタイムでコメントを拾うことができず、視聴者との間に温度感が生じることがあります。番組を盛り上げるため、私はある程度攻めたコメントやコミュニティーがほしがっている声を見極めてコメントするのが得意だと思っているのですが、番組出演だとその特技を活かすことができないんですよね。

思えば、この特技はストリーマー活動で養われたと感じています。配信自体は双方向といいますか、ストリーマーと視聴者の相互関係で成り立っています。尊敬するストリーマーが視聴者のコメントに反応するといったアクションは、ゲームに限らず配信だからこそなり得ることだと思います。また、配信中にファンの方から労いや感謝のコメントを頂くこともあり、そこからやりがいを感じることも多々あります。

ふり~だ氏はeスポーツ大会の公式キャスターだけでなく、ストリーマーとしても活動している。ふり~だ氏の公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/frieda0914

――レインボーシックス シージなどのゲーム配信時、ふり~ださんは2PCを活用しているそうですが、その環境を採用した理由をお聞かせください。

ふり~だ氏:配信するゲームのフレームレートを落としたくないからですね。ゲーム用PCからプレイ画面と音声を出力し、2台目の配信用PCでキャプチャーしたものを配信するといったスタイルを生み出し、4年ほど続けています。しかしながら、これがかなり大変でして……。画面を映し出すこと自体は簡単なのですが、音声まわりの処理がとくに大変なんです。配信用PCにDiscordの音はのせず、ゲームとマイクの音だけのせたいといった状況に対応できるよう、かなり試行錯誤しましたね。

――現在使用している2台のPCですが、どのモデルを使っていますか?

ふり~だ氏:ゲーム用PCは、GeForce RTX 3080&水冷CPUクーラー搭載のデスクトップ「G-Tune XN-Z-CM」で、配信用PCはGeForce RTX 2070搭載のデスクトップ「G-Tune HP-Z-KS」(※RTX 20シリーズ搭載モデルは現在販売終了)ですね。

ゲーム用PC「G-Tune XN-Z-CM」

配信用PC「G-Tune HP-Z-KS」

――2台のPC+2台のディスプレーを使ってみて、どれぐらい作業効率が上がりましたか?

ふり~だ氏:1台のPCと1台のディスプレーでそういったマルチタスクを行なうとその都度ウィンドウの切り替えが発生してしまいます。その点、2台のPC+2台のディスプレーを活用した方がそういったマルチタスクの作業もシームレスになります。デスクワークをしながら横でYouTube動画を流したり、ゲームをしながら横で攻略の動画を見たりできるので快適ですね。

デュアルディスプレー環境は、オンラインの大会実況でもかなり役立っています。ゲーム用PCのディスプレーには頂いた大会の映像を、配信用PCのディスプレーにはスタッフ側のカンペや配信中のコメントを流して、タブレットで台本を確認するといった感じです。

――2台のPC+2台のディスプレーをどのように接続、設置しているのかが気になります。

ふり~だ氏:最初にいっておくと、HDMIのキャプチャーボードを付けたPCが配信用になります。ゲーム用PCとディスプレーはDisplayPortに接続し、本体側のHDMIケーブルは配信用PCのキャプチャーボードに接続しています。

色々試しましたが、ゲームのフレームレートを落とさないためにクローン表示にした方が良いのではという結論に至りました。配信用ソフトでプロジェクター機能を使えばディスプレーの画面複製ができますが、それがビデオカードの処理を妨げているらしく、フレームレートがかなり落ちてしまうんですよね。

また、ゲーム用PCにはオーディオインターフェースが接続されています。オーディオインターフェースにあるラインアウト端子と配信用PCのラインイン端子にステレオケーブルを挿せば、オーディオインターフェースから音声の取り回しができるようになります。昔DJをやっていたおかげか、本来音声スタッフがやるべき仕事をワンオペでこなしています(笑)。

オーディオインターフェースのラインアウト端子

配信用PCのラインイン端子

2PCの配信で障壁になるのは、先ほども述べたオーディオではないかと思います。HDMIは映像と音声両方を出力する規格ですが、WindowsOSの特性上、オーディオの出力先は基本的に1系統となります。ゲーム用PCから配信用PCに対して、HDMI経由で音声を出すこと自体は可能ですが、今度はヘッドセットに音が出なくなる問題が発生してしまいます。それを防ぐために、オーディオインターフェースを採用したというわけです。

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