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Tiger Lake-H世代のクリエイティブ/ゲーミングモデルはスゴイ

厚み16mm切りでデスクトップ級の性能を実現!Core i9-11980HK搭載ノートPCレビュー

2021年09月08日 11時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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 今、10nmプロセスで製造されたTiger Lake-H世代の第11世代Coreプロセッサー搭載ノートPCに注目が集まっている。今回はそんなTiger Lake-H世代のCPUを採用したノートPCの“リファレンス機”を触る機会に恵まれた。このリファレンス機は重量2.2kg、厚さ約16mm(正確な寸法は359(W)×256(D)×15.9(H)mm)と、今流行の薄型ハイパワーノートPCのスタンダード的なモデルだ。これを通じてTiger Lake-H世代ノートPCの実力を様々な角度から検証してみたい。

写真で眺めるリファレンス機の外観

今回レビューで使用するTiger Lake-H世代の16型ノートPCのリファレンス機。CPUは「Core i9-11980HK」、GPUは「GeForce RTX 3060」という組み合わせだ

 今回お借りしたリファレンス機はボディー各部に「Intel」のロゴが入っている。しかし、細部をよく観察するとベースになっているのはMSI製クリエイター向けノートPC「Creator Z16 A11U」のようだ(関連リンク:石川ひさよし氏によるレビュー記事)。Creator Z16 A11UのCPUは「Core i9-11900H」(8コア/16スレッド、最大4.9GHz)であるため、その上位にあたるCore i9-11980HK(8コア/16スレッド、最大5GHz)を採用するリファレンス機は、CPUパワーを最大限に盛った味付けといえる。

 もうひとつ注目したい点は液晶パネルだ。ゲーミングノートPCだと縦横比16:9が普通だが、本機はクリエイター向けノートPCが母体だけあって16:10、解像度2560×1600ドットのパネルが使われている。また、クリエイター向けの割にリフレッシュレートは120Hzとeスポーツ系ゲームにも合いそうなハイスペックなものが使われている点もCreator Z16 A11Uと共通だ。

リファレンス機だけあって、天板にはインテルのロゴが入っている。メーカーロゴも良いが、これはこれでカッコ良い

最新世代なのでUSB Type-CはThunderbolt 4に対応。外部ディスプレー出力はOKだが、USB PDには対応しないので充電はできない。ほか、USB Type-Aも装備。オーディオジャックは4極プラグ対応なのでゲーム機用のヘッドセットがそのまま接続できる

右側面にもUSB Type-A(両側とも10Gbps動作)とType-Cポートが1基ずつ。こちらサイドにはmicroSDカードリーダーもある

背面にはコネクター類がなく、排気口のみが存在する

底部は吸気用に細かい穴が設けられているが、最近のゲーミングノートPCの通気口の大きさを考えると、だいぶおとなしい印象だ。右上と左上にはスピーカー用の通気口も見える

リファレンス機なので、キー配列はANSI配列となる。幅広のパームレストの右辺に見える小さな四角い部分は指紋認証ユニットだ。キーボード上部の通気口から向こう側が透けて見える

キーボードはSteelSeriesとのコラボによるもの。Creator Z16 A11Uはキー単位でRGB LEDによる発光設定ができるという点がウリだ。正直クリエイター向けノートPCにこういった発光ギミックは必要なのだろうか……と思うものの、もちろん発光させない設定もあるので特に問題はないだろう

リファレンス機の液晶もCreator Z16 A11Uと同様、リフレッシュレート120Hzの2560×1600ドットパネルが使われている

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