FCNTは9月6日、SNSユーザー活動に関した早稲田大学と共同研究論文の関する発表を行なった。
早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 鷲崎 弘宜教授とFNCTの産学連携による共同研究論文「SNS上の活動データにおけるペルソナ候補の特定に基づくサービスやコンテンツの企画および推薦に向けて」は、9月6日~8日に開催される情報処理学会ソフトウェア工学研究会主催の「ソフトウェア・エンジニアリングシンポジウム SES2021」にて発表。
この共同研究では、SNS上の活動データの解析を通じてペルソナ(ユーザーの要求を理解するためにデザインされた架空のキャラクター)の基礎となるユーザーのまとまりを特定し、サービスやコンテンツの企画および推薦を支援する枠組みを提案。投稿内容から得られる単語の頻度と基本属性から、世代別のペルソナの基礎を与える関連ユーザーのまとまりを特定。さらにペルソナ候補に向け、サービスやコンテンツの企画・推薦を支援する枠組みを提案するもの。
FCNTでは、同社が提供するシニア向けSNS「らくらくコミュニティ」に適用して、「ユーザーのまとまりの特定」および「ペルソナ候補の構築に向けた分析」を実証していくことで、「シニアの関心事のさらなる分析と企画・推薦支援」の可能性を示したという。さらに今後、らくらくコミュニティ上で実証確認を行なって、特定されたユーザー群に対してその特徴に応じた推薦のしくみを実現するとしている。