マカフィーは8月18日、ハイブリッドIT環境にホストされているプライベートアプリケーションに対するデータ保護および脅威防御機能を拡張する「McAfee MVISION Private Access」を発表した。
コロナ禍を受けてリモートワークが進み、オフィスワークはハイブリッドな勤務環境に置き換えられ、プライベートアプリケーションのクラウドへの移行が進んでいる。企業では、VPNと比べてセキュリティーと柔軟性に利点があることからゼロトラストネットワークアクセスの採用が進んでいるが、プライベートアプリケーションにはSaaSアプリと同様にデータ盗難リスクが存在しており、対処する必要がある。
McAfee MVISION Private Accessは、どのような場所やデバイスからでもプライベートアプリケーションへのより柔軟な「ゼロトラスト」アクセスが可能になりデータ認識型のゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)ソリューションを介した安全なデータコラボレーションを可能にする統合型DLP機能を提供。管理および非管理デバイスをカバーし、マカフィーのエンドポイントセキュリティー技術を通じてデバイス状態の広範な情報を取得することで継続的なリスク評価を実行。
さらにマカフィーのMVISION Unified Cloud Edge(UCE)と統合し、クラウド・プライベートアプリケーション・ウェブのエンドポイントにわたって、単一の可視性と制御を提供。リモートで働く従業員のプライベートアプリケーションへの安全かつシームレスで超高速なアクセスを可能にするとともに、追加のハードウェア費用、時間の掛かる設定プロセス、従来のVPNに関連する複雑なアーキテクチャーを解消するとしている。
高度な脅威防御が可能なリモートブラウザー分離(RBI)、CASBとSecure Web Gateway(SWG)を含むMcAfee MVISION UCEと統合、ユーザーおよびデバイスの権限に基づいた高度なデバイスアクセス制御、プロアクティブな脅威インテリジェンスに基づくエンドポイントセキュリティーと状態評価、アプリへの超高速ダイレクトアクセスとシームレスなハイパースケールサービスエッジなどを提供する。
また、MVISION Private Accessは、IAM(アイデンティティーおよびアクセス管理)およびMFA(多要素認証)ソリューションともさらに統合され、アプリケーションへのアクセスのための強力な認証オプションを可能とする。