メドリング、電子カルテ機能搭載の「MEDi」をベトナムの医療施設で順次導入開始
9月1日より利用希望のあった医療施設にて先行リリース
ベトナムで医療DX事業を展開するメドリングは8月6日、ベトナムにて開発をしていたクラウド型診療支援システム「MEDi」のベータ版を完成させたと発表。先行リリースを、9月1日より利用希望のあった医療施設にて開始する。
MEDiは、クリニック運営に必要な機能を提供するプラットフォーム。今回リリースするベータ版では、電子カルテ機能の利用が可能。電子カルテ機能としては、職種ごとのアクセス管理、院外からのアクセス、複数クリニック管理、受付画面、主治医画面、画像診断医画面、検査技師画面、会計画面、薬剤師画面を搭載している。今後、ウェブ問診機能や診療支援AI、経営分析機能など、さまざまな機能を順次リリースされる予定となっている。
今回のリリースにあたって同社は、MEDiの対象を国立病院などの大規模医療施設向けではなく、地方部をはじめとした中小規模のクリニック向けとし、それを実現するため、オンプレ方式ではなく安価なSaaS形式として価格競争力を確保するという。また日本式医療をベースとした各種診療支援機能を実装することで、価格以外の医療施設への価値提供と差別化を図っていきたいとしている。