このページの本文へ

高機能ストレージ「Drobo」でデジタルライフをアップデート 第14回

Google MeetやZoom、Windows標準機能での録画方法も紹介

大容量なビデオ会議の録画データは「Drobo」に保存すべし!

2021年08月04日 11時00分更新

文● 山口優 編集●金子/ASCII.jp

提供: プリンストン

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Drobo 5CおよびDrobo 5D3なら導入・設定がシンプルで初心者にも簡単!

 DASなどの周辺機器を導入する際につまずきやすいのが、パーツの取り付けや配線、初期設定などだ。しかしDroboならセットアップが非常に簡単で、ストレージに関する専門知識がない初心者でも問題なく使い始められる。必要な作業はたったの4ステップだ。

●Drobo 5CおよびDrobo 5D3のセットアップ方法
1:Drobo Dashboardのダウンロードとインストール
2:HDDの取り付け
3:配線と電源投入
4:フォーマット

 製品にはクイックセットアップガイドが同梱されているので、基本的にはその手順にしたがって進めれば問題ない。ここではWindows環境でDrobo 5Cを使用することを想定して各手順を簡潔に紹介するが、Macでも基本的な手順は同じだ。Drobo 5D3を使う場合はDrobo 5Cを5D3に置き換えて読んでほしい。

Drobo 5Cのパッケージには、本体に加え、電源コードやUSBケーブル、書類などの付属品が同梱されている

日本語で手順が丁寧に紹介されたクイックセットアップガイドも同梱されている

Drobo Dashboardのダウンロードとインストール

 まずは、Droboを利用する上でなくてはならない専用ソフトウェア「Drobo Dashboard」を入手しよう。Webブラウザで米Drobo社のWebページ「http://www.drobo.com/docs/」にアクセスしてDrobo 5Cのイラストをクリックし、同ソフトの最新バージョン(執筆時はWindows版が3.5.0)をダウンロードする。

米Drobo社のWebページにアクセスし、Drobo 5Cのイラストをクリックする

「Drobo Dashboard」最新バージョンをダウンロードする

 あとは、ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして、インストールウィザードの指示にしたがって進めていけばOKだ。

「Drobo Dashboard」のインストーラー。画面の指示にしたがって進めていけばOK

HDDの取り付け

 ソフトウェアのインストールが済んだらHDDの取り付けを行う。Droboを使い始めるには最低限2台のHDDがあればいい。あとから増設するのは簡単なので、最初はひとまず2台搭載し、必要に応じて追加していくのがおすすめだ。

 HDDを取り付ける際は、まず本体正面の「drobo」のロゴがついたマグネット吸着式のカバーに指を引っ掛けて取り外す。するとドライブスロットが見えてくるので、そこにHDDをまっすぐ差し込めばいい。スロットの左側にあるグレーのレバーがカチッと引っかかって固定されれば取り付け完了だ(逆に取り外す時は、このレバーを押さえるとドライブの先端が少し飛び出してくるので、それを引っ張り出せばいい)。

HDDをドライブベイに手で差し込めば簡単に装着できる

HDDを装着した状態。スロットの左側にあるレバーで固定されていればOK

配線と電源投入

 HDDを取り付けたら、次に電源ケーブルをつなぎ、付属のUSB 3.0ケーブルをDrobo本体とPCに接続する。

Drobo 5Cの背面。インターフェイスは電源コネクタとUSB 3.0(Type-C)ポートとシンプルだ

 あとは本体背面の電源スイッチを押してDrobo 5Cを起動すれば準備が整う。初回起動時は初期設定などが行われるため少し時間がかかるが、正常に起動するとドライブを取り付けたスロットのLEDが点灯する。

Drobo 5Cが正常に起動すると、ドライブを取り付けたスロットのLEDが緑色に点灯する

フォーマット

 この段階では、まだHDDがフォーマットされておらず、Windowsのエクスプローラーからはアクセスできない状態になっている。そこで、先ほどインストールしたDrobo Dashboardを立ち上げ、画面上に表示されるDrobo 5Cのイラストをダブルクリックする。

Drobo Dashboard上にDrobo 5Cのイラストが表示される

 フォーマットするかどうか尋ねるダイアログが表示されるので「はい」を選び、画面の指示にしたがってフォーマット作業を進める。途中でボリューム名を指定する以外はユーザー側ですることがあまりなく、ファイルシステムもWindowsの標準的なNTFSに固定されているので迷うことはないだろう。ボリューム名はデフォルトで「Drobo」が入力されているので、問題なければそのままでOKだ。

Drobo Dashboardでフォーマットしているところ。処理が完了するまで待っていよう

 フォーマットが完了したあとにエクスプローラーを開くと、「Drobo(D:)」のように、先ほど指定したボリューム名で新しいドライブが追加されているはず。ちなみに、(D:)の部分は光学ドライブや内蔵HDD、パーティションの数などによっても変わってくる。

 あとは一般的な外付けHDDやUSBメモリなどを使うのと同じように、コピー&貼り付けなどでデータをそのドライブに保存していけばいい。

フォーマットが完了すると新しくドライブが追加され、Windowsのエクスプローラーからアクセスできるようになる

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中