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「iCUE 7000X RGB」と「iCUE H170i ELITE CAPELLIX」で自作に挑戦

見た目も性能もこだわりたい自作erに! CORSAIRのiCUE対応フルタワーケース&水冷クーラーで「魅せるPC」を目指す

2021年07月21日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

提供: CORSAIR

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組み立てたPCでCPUの冷却性能をチェック

 最後に、420mmラジエーターを採用する水冷CPUクーラーのiCUE H170i ELITEの実力をチェックしてみよう。

 このサイズの水冷クーラーは装着できるケースが限られてしまうのがネックだが、高い冷却性能を持っていることは間違いない。今回、ハイエンドCPUとなるRyzen 9 5950X、WQHDでゲームを快適に遊べるGeForce RTX 3060搭載ビデオカードを搭載した構成で、2つのベンチマークソフトを使ってCPU温度の変化を確認してみた。

CPU温度の確認には、各種センサーからPCの状態をチェックできる「HWiNFO」を使用した

 1つは、「CINEBENCH R23」。これはCGレンダリング速度からCPU性能を測るベンチマークソフトで、結果を独自のスコアで表示してくれるものだ。このスコアが高ければ高いほど、高性能なCPUとなる。なお、CGレンダリングは分散処理に向いている用途となるため、多コアCPUほど性能が高くなりやすい。その分CPU負荷も高く、温度性能を見るのにピッタリなテストといえる。

CINEBENCH R23ではテストがループするたび温度が70℃を超えるものの、その後はしっかりと温度が下がり、65℃前後で安定。冷却性能に余裕がある

 もう1つは、ゲームベンチの定番となる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(以下、FF XVベンチ)。やや重ためのゲームベンチで、CPU負荷もそこそこ高めとなる。マルチスレッドに対応しているものの、同時に使用するコア数は限られているため、動作クロックの高さが重要となる。

FFXVでは80℃を越えることがあったものの、多くは75℃前後。コア平均だと50℃ちょっととかなり低く、特定コアに負荷が集中しているというのがわかる

 では結果を見ていこう。HWiNFOでは様々な温度が取得できるが、今回はCPU温度として「CPU (Tctl/Tdie) [°C]」、コアの平均温度として「Core Temperatures (avg) [°C]」という2つの値の変化に注目してみた。

 なお、水冷CPUクーラーの設定は、ファン、ポンプともに「静か」としている。

CINEBENCH R23ではテストがループするたび温度が70℃を超えるものの、その後はしっかりと温度が下がり、65℃前後で安定。冷却性能に余裕がある

FFXVでは80℃を越せることがあったものの、多くは75℃前後。コア平均だと50℃ちょっととかなり低く、特定コアに負荷が集中しているというのがわかる

 結果は見てのとおりで、どちらの場合も温度にかなり余裕がある状態だ。急激に負荷が上昇する瞬間だけは温度が高くなりがちだが、その後スグに温度が下がって落ち着いている点を見れば、冷却性能が優れているのは間違いない。

 なお、iCUEで冷却液の温度もチェックしていたのだが、今回試したテストでは、最大でも38℃くらいまでしか上昇していなかった。大型ラジエーターによる冷却はかなり効果が高いと見ていいだろう。

性能にこだわる人はもちろん、見た目も重視したい人に

 単純に性能を追い求めるのであればライトアップは必要ないが、こだわりを持って作り上げるのであれば、やはり見た目にもこだわりたいところ。

 性能と見た目を高いレベルで実現できるケース、そして水冷CPUクーラーを使えば、自分だけのお気に入りの1台となるのは間違いない。iCUE 7000X RGBは3万7980円、iCUE H170i ELITE CAPELLIXは2万9980円と、決してリーズナブルなわけではないが、その分ハイエンド構成の自作PCに最適な、高い機能とこだわりが詰まった製品となっている。思わず人に見せて自慢してしまいたくなるようなパソコンを作りたければ、iCUE 7000X RGBとiCUE H170i ELITE CAPELLIXは、かなりいい選択肢となってくれるだろう。

提供:CORSAIR

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