約42fpsのRadeon RX 460で
FSRを使うと100fps超えを記録
FSRの説明を一通りしたところで、実際の結果をご覧いただこう。編集部からRadeon RX 460を搭載する「Sapphire NITRO Radeon RX 460 4G GDDR5 OC」を送ってもらい、これをRyzen 7 5800Xベースのマシンに装着。Evil Genius 2を利用してパフォーマンスを確認してみた。
Evil Genius 2はSteamのゲームプロパティーでLaunch Optionsに“-benchmark”を追加すると、ゲーム内でベンチマークを実施してその結果をMy Gamesの下のEvil Genius 2のフォルダに自動で追加してくれる機能がある。
Launch Optionsに“-benchmark”を追加するとベンチマークが実行できる。ところがこのオプションを設定すると、今度は画面解像度やFSRなどの設定が呼び出せない。なのでオプションを消す→解像度やFSR設定をする→オプションを追加する→ベンチマーク、というものすごく手間がかかる作業になる
これを利用して、フルHDと1440p、4Kの3種類の解像度でどこまでの性能を出せるか確認してみた。ちなみにここまでのAMDのベンチマークは、すべて最高の描画品質を利用する設定にしているが、Radeon RX 460で最高の描画品質を求めるのが土台無茶、と思わなくもない。
それもあり、筆者はMedium Setting(Evil Genius 2はLow/Medium/High/Ultraの4種類の品質プリセットがある)で確認してみた。
まずフルHD。FSRなしでも平均69.9fpsだからそこそこゲームには困らないが、Ultra Qualityでは94.6fpsで大幅に性能にゆとりが出る。Performanceでは150fps近く、FSRなしの倍以上まで跳ね上がるが、さすがにここまでの性能は要らないだろう。むしろQualityくらいに留めておき、描画品質をHighに引き上げて遊べそうだ(FSRなしでHighに引き上げたら確実に60fpsを下回る)。
次が1440p。FSRなしだと平均42.6fpsとプレイがややしんどい感じだが、Quality Settingまで引き上げれば70fps超えで十分プレイできる範囲。Performanceまで引き上げると100fps。まさかの100fps超えである。
さすがに4Kは、このグレードでは厳しい。とはいえFSRなしだと20fpsそこそこで、プレイ困難を通り超えているのが、Performanceでは52fpsと「多少支障はあるが、プレイできなくもない」レベルまで改善されているのが素晴らしい。
さすがに2021年にもなってPoralisアーキテクチャーの、しかもローエンド品でここまで性能が上がるとは思わなかったというのが正直なところである。新品のGPUの価格が高騰し、しかも品不足で入手性が悪い昨今、古いGPUをもう少しがんばって使おうという向きにはFSRは格好のアシスタントとなるだろう。
問題は対応するゲームがまだまだ少ないことで、その意味ではタイトルが増えるまでもう少し我慢が必要というあたりが一番残念なところだろうか。
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