本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「SORACOM IoT SIMへのサブスクリプション追加後の基本料金を値下げ! 」を再編集したものです。
こんにちはビジネス開発の大槻です。
本日は日本でも海外でも使えるSORACOM IoT SIMの機能のひとつであるサブスクリプションコンテナについて、基本料金改定(値下げ)のお知らせです。
SORACOM IoT SIMとは
plan01sと呼ばれる日本を含む世界140ヵ国超でご利用頂けるサブスクリプションに対応したIoT向けのSIMです。従来の特定地域向けSIM(plan-Dやplan-Kなど)でご提供していたソラコムの各種プラットフォームサービスに加え、SMSやUSSD、SIMローカル情報レポート、SORACOM KryptonのSIM認証機能など独自の様々な機能やSIM/回線の柔軟なステータス管理が特徴です。
サブスクリプションコンテナとは
サブスクリプションコンテナは昨年の7月に弊社カンファレンスDiscovery 2020にて発表させて頂いたSORACOM IoT SIMの新機能です。従来SIMの中にはひとつのサブスクリプション(IMSIや電話番号を含む回線情報)しか持つことが出来ませんでしたが、IoT SIM内に搭載されているサブスクリプションコンテナエンジン及びOTA(Over The Air)の機能を利用することで、複数のサブスクリプションをお客様自身のコンソール/API操作で追加することができるようになりました。
対応するサブスクリプションも随時拡充しておりまして、今年の3月にKDDI 5Gにも対応したplanX2をリリースしたことで、現在ではユースケースやご利用国に応じて以下の3種類をIoT SIMに追加することが可能になっています。
サブスクリプションコンテナの詳細についてはこちらもご参照ください。
・さまざまな機能の使い方: サブスクリプションコンテナを使用する | SORACOM Air for セルラー | SORACOM Users
サブスクリプション追加後の基本料金を値下げ
既に多くのお客様にご利用頂いているサブスクリプションコンテナですが、サブスクリプションを追加した場合、SIMの中には複数のサブスクリプションが存在する状態であるため、プライマリの「サブスクリプションであるplan01sの基本料金」と「追加サブスクリプションの利用料」の合算が月額の基本料金として課金されます。しかしながら、大部分のお客様において特定のご利用国では追加したサブスクリプションのみをご利用されているケースが多いことから、基本料金部分の最適化についてご要望を頂いておりました。今回、そんなお客様のご要望にお応えする形で、SIMの中に複数のサブスクリプションが追加されている場合、プライマリのサブスクリプションであるplan01sの基本料を無料とする改定を行ないます!
とはいえ、分かりにくいので絵にしてみます。
少し分かりやすくなりました。つまり、サブスクリプションコンテナ機能でサブスクリプションを追加した場合でも従来のplan01s相当の基本料金($1.8/月)でご利用頂けるようになったということですね。本料金改定は7月1日より自動的に反映されますので、お客様側のご対応は不要です。
注意事項
各Planにおけるデータ料金は変更ありません
1枚のSIMに対してサブスクリプションを複数追加された場合は、サブスクリプション数に応じた月額課金となりますのでご注意ください(例:planX1とplanP1を1枚のSIMに追加された場合、プライマリのplan01sの基本料金は無料となりますが、追加サブスクリプションの利用料は$1.8 x 2=$3.6 かかります)。
まとめ
SORACOM IoT SIMにおけるサブスクリプション追加時の基本料金を改定しました 複数サブスクリプションが格納されている場合、プライマリ回線であるplan01sの基本料が無料になります
今回の料金改定でお客様のIoTプロダクト・サービスにおけるランニングコストの削減に貢献できればと考えております。1枚からでもご利用可能なSORACOM IoT SIMと一緒に是非サブスクリプションコンテナ機能もご活用ください!
この連載の記事
-
第522回
デジタル
ソラカメにタイムラプス動画作成機能が登場!! -
第521回
デジタル
IoT × GenAI Labがプロフェッショナルサービスを提供開始、Sigfoxを採用したIoTゲートウェイを提供開始、他 ほぼ週刊ソラコム 03/29-04/11 -
第520回
デジタル
4/23-25 Japan IT Week 春展に出展:最新IoTソリューションや事例をご紹介 -
第519回
デジタル
データ送信の頻度を削減できる「一括書き込み」機能に SORACOM Harvest Data が対応 -
第518回
デジタル
IoTシステム開発を立ち上げる!ワークショップ型支援のご紹介 -
第517回
デジタル
ソラカメ導入でユーザー参加型天気予報の精度を高めたウェザーニューズ -
第516回
デジタル
ストリーム型のプロトコルである TCP を SORACOM Beam が HTTPS に変換する際に使う技術とは? -
第515回
デジタル
IoTのニーズを完全網羅 ソラコムの通信サービスはこう選べ -
第514回
デジタル
ソラコムがKDDIとIoT分野の協業に関する包括契約を締結、ユビ電がEV充電にSORACOMを採用、他 ほぼ週刊ソラコム 03/08-03/28 -
第513回
デジタル
「RS-LTECO2」が値下げ!温湿度・CO2濃度の遠隔監視がより身近に