セロファンの性質を活かした湿度計作りにチャレンジ!
【湿度計作りで準備するもの】
・セロファン ※ネットで購入
・薄い板状の発泡スチロール ※ダイソーで購入
・カーペット鋲3cm 4本 ※ダイソーで購入
・ストロー 2本
・クリップ 1個
・画用紙
・油性ペン
・はさみ
・セロファンテープ
・両面テープ
・ブックスタンドや割りばしなど、湿度計の支えとなるもの
【湿度計の作り方】
セロファンを80cm×1cmに切り取ります。長さが足りない場合は、セロファンテープでとめてつなぐなどしてください。
切り取ったセロファンを、ストローの先にセロファンテープでくっつけます。
セロファンをくっつけた方のストローの端から約2cmのところに、セロファンをくっつけた面が上向きになるようにしてカーペット鋲を刺します(A)。この時、手などにカーペット鋲を刺したりしないように十分に気をつけて作業してください。
準備したもう1本のストローを1.5cm間隔で切り、準備したもう2つのカーペット鋲に差し込みます(B、C)。このあと、ストローの下から出た針の部分を発泡スチロールに差し込んでいきます。
A、B、C 3つのカーペット鋲を、写真のように発泡スチロールに刺し込みます。どれも奥までは刺し込みすぎず、それぞれのストローがしっかりと動くくらいのスペースを確保してください。また、セロファンを写真のように巻きつけます。カーペット鋲B、Cのストロー部分がしっかりと回転することと、ストロー部分にセロファンが当たっていることを確認してください。
画用紙に油性ペンで目盛りを描き、両面テープで発泡スチロールに貼りつけます。ストローがまっすぐになる位置に、真ん中となる目盛りが来るといいです。乾くと上にストローが振れるので太陽マーク、湿ると下にストローが振れるので水玉マークを描いてみました。また、ストローの先がとがるようにはさみで切って、油性マジックで塗りつぶし、目盛りのどの部分を指しているかを見やすくしてみました。
続いて、ストローがついていないセロファンのもう一端を、セロファンテープを使って輪にします。
ブックカバーや割りばしなどで発泡スチロールを立てて固定し、写真のようにストローの先にクリップをつけます。湿度計を立てかけて、ストローに重りがついた状態で、ストローが目盛りのゼロを指すまで(まっすぐになるまで)、作ったセロファンの輪を引っ張ります。そして、作ったセロファンの輪にカーペット鋲をとおして発泡スチロールに刺して留めます。
これで湿度計の完成です!
作った湿度計を持って、シャワーで空気を湿らせたお風呂場に行ってみると、湿度計は水玉マークの方にストローの針が振れました。先ほどの実験のようにセロファンは水に濡れたり湿ったりすると伸びるので、セロファンがピンと張っていた状態から緩んでストローが下を向くようになります。
今度はリビングに行って、分かりやすいように離れた場所からドライヤーで湿度計を乾かすと、今度は太陽マークの方にストローの針が振れました。セロファンが縮んでピンと張ってストローが上を向くようになります。
実験がうまくいかない場合は、カーペット鋲を強く刺し込みすぎていないか(ストローが自由に動く状態になっているか)確認したり、セロファンの状態などを確認したりしてみてください。セロファンがあまり伸び縮みしなくなったときは、新しいセロファンに交換して同じように実験してみてください。
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