MSI製マザーボード「MEG X570 UNIFY」とビデオカード「RTX3080 GAMING Z TRIO 10G」を採用
妥協なしの高性能で長い期間超快適にゲームしたいなら、Ryzen 9&RTX 3080搭載ゲーミングPC「ZEFT R33 UNIFY」がオススメ!
2021年06月22日 12時00分更新
50万5780円から(6月21日現在)と高価なセブンアールのゲーミングデスクトップパソコン「ZEFT R33 UNIFY」は、MSI製マザーボードの「MEG X570 UNIFY」と、ビデオカードの「RTX3080 GAMING Z TRIO 10G」を核として、非常に高品質なパソコンに仕上がっていた。
これだけ高価であれば、ゲームにおける性能もかなり期待が持てるところだが、はたして実際はどの程度なのだろうか。早速、テストによりZEFT R33 UNIFYのパフォーマンスを確かめてみたい。
ZEFT R33 UNIFY
https://pc-seven.co.jp/spc/13456.html
直販価格50万5780円
ZEFT R33 UNIFYの主なスペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 9 5950X |
CPUクーラー | PF240-ARGB-7R |
グラフィックス | MSI RTX3080 GAMING Z TRIO 10G |
マザーボード | MSI MEG X570 UNIFY |
メモリー | 32GB G.Skill Trident Z Neo |
ストレージ | 1TB SSD(Samsung 980 PRO 1TB) |
PCケース | Fractal Design Define 7 Compact TG |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0 |
内蔵ライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | Cooler Master V1000 Platinum 1000W |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
4K+レイトレーシングのグラフィック重視でも、フレームレート重視でも快適にゲームプレイ可能
まずは、定番のベンチマークソフト「3DMark」(Version 2.18.7185)から。ZEFT R33 UNIFYは、「Fire Strike」で非常に高いパフォーマンスを発揮。とくに、4K解像度でのテストとなる「Fire Strike Ultra」で、スコアが1万を上回っている点は特筆すべきポイントだ。
DirectX 12のテストであるTime SpyでもZEFT R33 UNIFYの結果は良好で、「Time Spy Extreme」で8000台半ばというのは、CPUのRyzen 9 5950XとGPUのGeForce RTX 3080が、その真価を如何なく発揮しているといっていい。
では、実際のゲームではどうなのか「バイオハザード ヴィレッジ」の結果をみてみよう。グラフィックス自動設定から「レイトレーシング」を選択してゲームをプレイし、「OCAT」(Version 1.6.1)でフレームレートを取得している。なお、OCATの仕様上、最小フレームレートの代わりに、データを並べた際、1%の位置するデータをそれに相当する結果として利用し、グラフ中は「Minimum(1%)」と表記している。
その結果だが、ZEFT R33 UNIFYは3840×2160ドットでも常時80fps以上のフレームレートを実現。レイトレーシングを有効にして、60fpsを大きく上回るパフォーマンスを発揮しているのは、正直驚きだ。ZEFT R33 UNIFYであれば、レイトレーシングを利用した美麗な画面で、快適にプレイできることは間違いない。
続いて「Apex Legends」のパフォーマンスをチェックしてみたい。ここでは、描画負荷が最大となるように設定しゲームをプレイ。その間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得した。起動オプションでフレームレートの上限を解除するようにしているのだが、それでもZEFT R33 UNIFYは、1920×1080ドットで、ほぼ300fpsに張り付く状態となった。
FPSやTPSでは、高リフレッシュレートに対応するディスプレーと組み合わせて、1フレームでも多く描画して、ほかの人より有利に立ち回るというのが大きなトレンドだが、ZEFT R33 UNIFYであれば、そういった需要にも十分満足できるパフォーマンスを持っているというわけだ。
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」の結果も見てみよう。ここでは、最高品質に指定してベンチマークを実行しているが、ZEFT R33 UNIFYは3840×2160ドットで約14000と非常に高いスコアを発揮。スクウェア・エニックスが示す指標では、スコア7000以上が最高評価とされているが、ZEFT R33 UNIFYであれば4k解像度でその指標の2倍以上の性能を叩き出している。
スコアの詳細を確認すると、ZEFT R33 UNIFYは、3840×2160ドットで平均フレームレートが94.1fps、最小フレームレートが40.0fpsと、快適なプレイができることは誰の目にも明らかだろう。
では、ゲーム以外のパフォーマンスもチェックしておこう。まずは、システム全体の総合性能が確認できる「PCMark 10」(Version 2.1.2508)からだ。ここでは、無償版でも利用できるPCMark“無印”のテストを実行しているが、ZEFT R33 UNIFYの総合スコアは6561が優秀だ。とくに、コンテンツ制作のパフォーマンスを見る「Digital Content Creation」が1万を超えるスコアを残しており、写真のレタッチや動画ファイルの編集などで、このZEFT R33 UNIFYは活躍しそうだ。
続いて「FFmpeg」を用いて、動画ファイルのトランスコードに要する時間も測定したみたい。ここでは、ファイナルファンタジーXIVをプレイした、MotionJPEGフォーマットの7分弱の動作ファイルを用意。これを、FFMpegでH.264/AVCとH.265/HEVCのそれぞれへのトランスコードを行なった。
その結果だが、H.264/AVCは8分弱と、ほぼ動画の長さと同程度の時間で終了した。一方のH.265/HEVCは、負荷が高いため時間は長くなるものの、それでも20分強で終了しているあたりは、CPUのRyzen 9 5950Xのコア数の多さが真価を発揮しているといえよう。
最後に「CrystalDiskMark」(Version 8.0.2)で、ストレージの性能もチェックしておきたい。その結果だが、さすがPCI Express 4.0対応のSSDを採用しているだけあって、シーケンシャルアクセスはリードとライトともに非常に高いデータ転送速度を実現。ランダムアクセスも、RND4K Q32T1で400MB/秒前後の結果を示しており、ゲームのロードでストレスを感じることはないはずだ。
高価ではあるが最高性能を欲する
コアなゲーマーにオススメしたい1台
以上のように、ZEFT R33 UNIFYのパフォーマンスは非常に高い。ZEFT R33 UNIFYであれば、バイオハザード ヴィレッジの結果にように4K解像度でレートレーシングのような重い描画エフェクトを有効にしても、快適にプレイできるフレームレートを発揮する点に魅力を感じる人も多いのではないだろうか。
また、FPSやTPSであれば、Apex Legendsの結果で見られたフルHDで300fpsに近いパフォーマンスに食指が動く人もいることだろう。また、ゲーム以外の用途でも、そのポテンシャルを十分発揮するパソコンであることも間違いない。