ワークスモバイルジャパンは6月14日、三重県伊賀市が「LINE WORKS」を導入したと発表した。
伊賀市は、18歳から30代のボランティアスタッフで構成される「伊賀市若者会議」を2018年9月に結成し、若い世代の意見を提言するとともに、地域活性化を図るさまざまなプロジェクトを推進している。これまで、事務局やメンバー間の連絡手段として主にメールを使用していたが、若い世代にはメール文化が定着していないため、会議やイベントなどの出欠確認がスムーズに行なえず、新たなコミュニケーションツールの導入が求められていたという。
今回、LINE WORKSを導入したことで、出欠確認に加えて、トークによるメンバー間の意見交換、ノートやフォルダなどによる各プロジェクトチーム内での情報共有が円滑化し、組織の活性化につながったとしている。
メンバー全員が参加するメインプロジェクトでは、市内の建物でプロジェクションマッピングを実施するイベントを企画。10グループに細分化したパート毎のアニメーションデータをLINE WORKSで共有し、プロジェクトを進行している。また、個別プロジェクトのひとつであるブログ運営では、取材内容や撮影資料をデータ共有することで担当者以外でも記事作成が可能となり、グループトークで進行を管理している。さらに、外部トーク連携機能を活用することで、必要なデータを自身のスマホにダウンロードしなくても、若者会議メンバー以外の外部関係者と簡単にやりとりできるようになった。
事務局がトークログを閲覧できるため、以前は事後報告だった各プロジェクトの活動状況をリアルタイムで把握できるようになり、意見交換が活発になった。また、コロナ禍で非対面が求められる状況になっても、ノートの共同編集機能でアイデアを出したり、ビデオ通話でメンバーと会議をしたりすることで、滞りなく各プロジェクトが進行しているという。