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AIサービス開発のエクサウィザーズと福祉用具のヤマシタ、合弁会社設立

PR TIMES

ヤマシタ
在宅介護にAIを利活用し、科学的介護の実践で協働

 AIを利活用したサービスによる社会課題解決に取り組む株式会社エクサウィザーズ(東京都港区、代表取締役社長:石山 洸、以下エクサウィザーズ)と、福祉用具レンタル・販売を通じて豊かな在宅介護を支援している株式会社ヤマシタ(静岡県島田市、代表取締役社長:山下 和洋、以下ヤマシタ)は、合弁会社「株式会社エクサホームケア」(東京都港区、代表取締役社長:石山 洸、以下エクサホームケア)を5月31日(月)に設立しました。



☑︎ 歩容解析AIアプリ×福祉用具によるサービス提供数万人規模のデータ解析により在宅介護を支援
 社会保障費の増加、介護人材の不足などの課題を抱える日本では現在、科学的に効果が裏付けられた自立支援・重度化防止を目的に、介護保険の新たなデータベース「LIFE」の本格運用が始まるなど、介護におけるデータ活用の重要性が高まっています。
 エクサウィザーズは、「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」をミッションに掲げ、介護・医療・HR・ロボット・金融・カメラなど様々な領域でAIサービスの開発と実装に取り組んでいます。
 一方ヤマシタは、福祉用具のレンタル・販売のパイオニアとして長年業界をけん引してきた実績があり、現在約10万人の在宅要介護者にサービスを提供しています。
 エクサホームケアは、エクサウィザーズが有するAI技術と、ヤマシタが有する福祉用具に関する知見とサービス網を組み合わせることで、高齢者ひとりひとりの状態可視化と適切な在宅介護サービス提供を行い、今後ますます社会から期待される科学的介護の実践に取り組んでいきます。

 まずは、歩行補助具による歩容改善効果を客観的に示すアプリケーションにより、必要な人に必要な歩行補助具を届け、転倒リスクの軽減を実現する支援に取り組みます。日本では、在宅で生活する高齢者のうち一定数が転倒を経験し、65歳以上の要介護者の12.5%が転倒・骨折が原因で介護が必要となっており(※1)、転倒防止は重要なテーマとなっています。
 具体的には、エクサウィザーズが開発した歩容解析AIアプリ「ケアコチ」(※2)をヤマシタの福祉用具提案の場で活用。エクサホームケアでデータを解析していき、同時に、ヤマシタ以外の福祉用具貸与事業者やデイサービス等の介護サービス事業者へもケアコチの導入を進め、初年度は数万人規模の歩容解析データを取得予定です。

 エクサホームケアでは今後、リハビリ器具メーカー等とのサービス連携、歩容解析AIのAPI連携を進めていきながら、AIを利活用した介護・福祉関連サービスの開発・販売を行っていきます。また、介護・福祉サービスに関連する各種データ解析にも取り組むことで、理学療法士、作業療法士、訪問リハビリ、整骨院などあらゆるADL(※3)の維持・改善に関わるプロフェッショナル職種に寄与するようなサービスを提供し、高齢者ひとりひとりが在宅でより豊かな生活を送ることができる未来を目指します。
 
(※1) 内閣府「平成30年版高齢社会白書」より。https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2018/html/zenbun/s1_2_2.html

(※2) ケアコチは「高齢者の歩容状態を科学的に理解したい」という介護現場の声から生まれた、歩容解析AIアプリです。スマートフォンで5メートルの歩行動画を撮影してアップロードするだけで、2分後にはAIが解析結果をわかりやすいコミュニケーションシートにして表示。動画に映っている人物の骨格抽出をすることで、歩く力を示す「速度」「リズム」、歩くバランスを示す「ふらつき」「左右差」といった4つの指標で歩容状態を解析します。解析結果の表示画面には歩容状態が点数で可視化されるほか、どういった歩き方をしているか、転倒リスクがどれだけあるか、改善するにはどのような運動をしたらいいか等、介護従事者と高齢者の双方にとって役立つ情報が表示。解析結果(コミュニケーションシート)はそのままケアマネジャー(介護専門相談員)や家族にも簡単に共有することができます。https://carecoaching.jp/

(※3) Activities of Daily Livingの略で日常生活動作の意。決まった時間の起床・就寝、着替え、整髪、洗顔、食事、排せつ、入浴などのような身の回りの動作や、屋内や外出時の移動(歩行)などの移動動作、家事動作(料理、洗濯、掃除など)、交通機関の利用などそのほか生活関連動作がADLに含まれる。


☑︎ 両社代表コメント


左:エクサウィザーズ 代表取締役社長エクサホームケア 代表取締役社長 石山洸  中央:ヤマシタ 代表取締役社長 山下和洋  右:エクサウィザーズ 執行役員エクサホームケア 取締役 石野悟史
株式会社ヤマシタ 代表取締役社長 山下和洋
 「今後、エビデンスベースによる科学的介護の必要性が高まる事は自明です。だからこそ、我々が30年以上培ってきた専門性や高い顧客満足度をテクノロジーで推進できるAI企業と共創することは、介護の世界をより豊かにできると考えています。エクサウィザーズと協働し、福祉用具における選定・提案の付加価値創造を契機に、リハビリ領域の介護に新たな価値を生み出し、介護に関わる皆さまへ、からだ、こころ、暮らしの豊かさを届けてまいります。」

株式会社エクサウィザーズ 代表取締役社長 石山洸
 「介護xAIで社会課題解決を実現するためには、介護業界プレーヤーとテクノロジー企業の技術・知見を組み合わせ、専門知識とテクノロジーを融合したサービス開発に取り組むことが必要と考えています。ヤマシタとのパートナーシップにより、在宅介護業界でのテクノロジー活用を促進していき、高齢者ひとりひとりがより幸せな生活ができるような社会を作っていきたいと思います」


【株式会社エクサホームケア 会社概要】
会社名:株式会社エクサホームケア
所在地:東京都港区東新橋1丁目9-2 汐留住友ビル 21階
設立:2021年5月31日
役員:代表取締役社長 石山洸
取締役 石野悟史
取締役 山下幸彦
監査役 加藤健一
事業内容:AIを利活用した介護・福祉用具関連サービスの開発、販売
出資比率:エクサウィザーズ51%、ヤマシタ49%

【株式会社エクサウィザーズ 会社概要】
会社名:株式会社エクサウィザーズ
所在地:東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階
設立:2016年2月8日
代表者:代表取締役社長 石山 洸
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL:https://exawizards.com/

【株式会社ヤマシタ 会社概要】
会社名:株式会社ヤマシタ
所在地:静岡県島田市中河737
設立:1963年3月6日
代表者:代表取締役社長 山下 和洋
事業内容:福祉用具レンタル・販売、居宅介護支援事業、リネンサプライ事業 等
URL:https://www.yco.co.jp/