東京・ロンドンで展開するクリエイティブエージェンシーmonopo、7月15日に営業所「monopo New York」を設立、米国に初進出
株式会社monopo
世界三大都市に拠点を置き、米国マーケット拡大に向けて体制を強化
東京・ロンドンにオフィスを構えるクリエイティブエージェンシー株式会社monopoは、2021年7月15日、東京・ロンドンに次ぐ第3のグローバル拠点として、ニューヨークに「monopo New York」を設立しましたのでお知らせいたします。なお本件は、グローバルコミュニティとともに10年で世界30都市への展開を目指すmonopoの「GLOBAL-LOCAL PROJECT」第一弾となります。
monopoはこれまで、amazon、CANADA GOOSE、Red Wing、reebokなど、
北アメリカのブランドやパートナーとの関係を育んできました。
その他作品はウェブサイトでご覧いただけます: https://monopo.nyc/
日本から、グローバルコミュニティとともに世界へ 。
グローバル都市 “ New York “ で次世代にフォーカスしたサービスを拡張
monopoは「Collective Creativity」をミッションに、世界に点在するクリエイターをコミュニティとしてとらえ、世界十数カ国にわたるクライアントに1,000名を超えるクリエイター※と協働でさまざまなプロジェクトを展開してきました。
そしてこの度、2021年に始動した個の力を最大限に発揮できるグローバルプラットフォーム創出プロジェクトである「GLOBAL-LOCAL PROJECT」の第一弾として、世界有数のグローバル都市であり、クリエイティブプロフェッショナルたちが集まるニューヨークに、米国初進出となる拠点として営業所「monopo New York」を2021年7月15日に設立します。monopo New Yorkでは、現地のクライアントおよびクリエイターと密接なネットワークを構築し、さらなる活躍の舞台やコラボレーションの機会を創出します。また既存のクリエイティブ企画・制作業務はもちろん、ミレニアルズ・Z世代をターゲットとした、プロダクトとユーザーを結ぶコミュニケーション設計やブランドデザインなどのサービスを提供していきます。 ※当社実績
10年で世界30都市での展開を目指す「GLOBAL-LOCAL PROJECT」とは
「GLOBAL-LOCAL PROJECT」とは、「小さな組織=LOCAL」で個人の力やクリエイティビティを最大化でき、それらを世界中に散在させることで世界を取り巻く多様な問題に対してグローバルに個の力を活かせる環境を創出するプロジェクトです。
monopoはこれまで東京・ロンドンを拠点に、1,000人名を超えるクリエイターと協業しさまざまなプロジェクトを行ってきました。その中で気づいたことは、会社という枠組みにとらわれることのない「個人のポテンシャルを最大化する環境」、そして「個人個人がコラボレーションをすることで大きな課題にチャレンジすること」の必要性です。「GLOBAL-LOCAL PROJECT」では、個人がポテンシャルを最大限に発揮でき、さらに個がつながって新しい価値を社会に生み出し続けることができるコミュニティの創造を目指します。
米国市場を切り拓くのは、サードカルチャーで育った女性クリエイターたち
monopo New Yorkを率いるのは、デジタルプロデューサー/UXデザイナーの小迫敏珂と、アートディレクター/イラストレーターの金本芽依という、2人のクリエイター。
小迫は出身である中国にてジャーナリズムを学んだ後、就学中にロンドンの区議会にてUXデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。monopoではNEWPEACE thinktankと提携した第四次革命センターのグローバルPRプロジェクトをリードするなど、国内外案件問わずコミュニケーションのデザインに従事しています。
金本は米パーソンズにて学位を取得、その後ニューヨークのメトロポリタン歌劇場にてイラストレーターとして活躍、世界各都市で個展を開催するなど幅広いな活動を展開。monopoでは、タイ・韓国・日本のルーツをもつ彼女ならではの視点でさまざまなカルチャーのオマージュやインスピレーションを活用しながら、ブランドのもつユニークさを引き出しています。
monopo New Yorkでは、このような特定の文化にアイデンティティをもたずサードカルチャーのなかで育った2人が現地のコラボレーターと協創することで、単なる欧米化されたものでもアジア性の輸入でもなく、異文化同士が出会い生まれる新しい価値をクライアントに提供します。また、monopo New Yorkがアメリカ大陸への間口となることでクリエイティビティの垣根を無くし、日本と米国のクリエイターが共に、全く新しいシナジーを生み出すことを目指します。
monopo New York - Branch Manager
小迫敏珂 コメント
「Less Is More(少ない方が豊かである)」はデザインにおいて使い倒された概念ですが、今まさに社会全体・世界全体で、ジェンダーレスやジャンルレスなどの垣根をなくす動きこそが、個に豊かな選択肢を与えるとして注目されています。米国市場拡大への本取組みも、業界・社会・世界全体を主語として、多くの人を巻き込み、そしてその過程での障壁をなくすことでクリエイティビティを豊かにするというチャレンジです。ただの理想論らしく聞こえるかもしれませんが、私たちはこれが選択肢や多様性を増やす上で、一番効率的だと信じています。
才能や意欲のある人を見つけたら、若かろうが三児の母だろうが遠くに住んでいようが起用して、彼ら彼女らのクリエイティビティを後押しすること。私自身が入社した初日から体験したmonopoのミッションへの姿勢であり、今や自身の行動指針となっています。そしてこれはコラボレーションするクリエイターだけでなく、協働クライアントやビジネスに対しても、信頼を築く上で言えることです。変化の多い世の中ですが、それに呼応するようなエネルギーを発揮しているビジネスやクリエイターが米国市場にあります。ライフスタイル・世界観を売るブランディングや、消費者の社会性や道徳性を問うエシカルマーケティングはまさに、米国を誕生地として広がり、それらが一過性ではないことを証明する動きを見せています。
monopoが彼ら彼女らとの交差点を作ることで、次世代のグローバリズムとクリエイティビティを、先陣を切って盛り上げていけたら、と思います。
小迫敏珂 略歴
・中国山東省・青島出身。立命館大学及び中国海洋大学にてジャーナリズムを学んだ後、英セントラル・セント・マーチンズにてコミュニケーション・デザインの修士号を取得。
・修士就学中にロンドンのカムデン区議会にて、UXデザイナーとしてのキャリアをスタート。
・前職では2020グッドデザイン賞を受賞した「ゆうちょ通帳アプリ」のデザイン等に携わる。
・monopoでは、NEWPEACE thinktankと提携した第四次革命センターのグローバルPRプロジェクトをリード、また昨年からはNTT東日本の新規事業開発においてUXコンサルティングを担当するなど、国内外案件問わずコミュニケーションのデザインに従事。
monopo New York - Branch Manager
金本芽依 コメント
作家でありブランドコンサルティングの第一人者でもあるモハシン・ハミッド氏は、「遠くへ旅に出なくとも、私たちは時を超えた移住者である」と言います。物理的にも、精神的にも、政治的にも、加速する変化に適応しなければならないこの時代をまさにとらえた言葉です。コロナ禍を経て、私たちはみな何かしら「自らが世界から切り離されたような」感覚を経験したはずです。これは人類を強く結びつける、共通体験だと思います。
自分が他者や外界から隔てられている ー それは私自身多文化にルーツを持つ者として、これまでの人生を通して付き合ってきた違和感であり、クリエイティビティの原動力としてきた感情です。
移り変わる環境の中に居場所を見つけることは難しいですが、異質性や新しいものを受け入れ学ぶからこそ、自分らしさを見出してきました。このパワーは、私だけでなく、monopoが備えている素質です。そしてこれからはmonopoだけでなく、世界中の次世代が共感できる新しい流れだと感じています。
トレンドが行き交い、多様性に富み、社会的なつながりが発展したニューヨークで、monopoは、クリエイターやブランドが自身を再定義・再構築します。これはデザインを通して人々がより親密になる世界への、第一歩だと思います。
金本芽依 略歴
・福岡にて生まれ、日本・タイにて育つ。米パーソンズ美術大学にてイラストレーションの学位を取得。
・ニューヨークのメトロポリタン歌劇場にてイラストレーターとして活躍するかたわら、世界各都市で個展なども開催。
・monopoでは、次世代の持続可能性にフォーカスしたISETANの「Beautiful Choice」キャンペーンをはじめとし、JIMMY CHOO等のハイエンドファッションや資生堂などプレステージ商材のアートディレクションを手掛ける。
monopo Global Development Director
Georgi Roberts コメント
「GLOBAL-LOCAL PROJECT」を立ち上げるという決断は、世界中のクリエイティブコミュニティとつながりたいという私たちのビジョンから自然に生まれました。東京を拠点として働く私の役割は、Global Development Director として、ブランドと支社の橋渡しを強化することです。
進出先の都市を検討する際、競争力があり独自の文化を持つコミュニティを選定したいと考えました。ニューヨークは多様性のるつぼであり、また、monopoはこれまで米国のブランドやパートナーとの関係をリモート上で育んできました。以前から企業文化としてデジタルネイティブであったように、海外に進出することで現地のコラボレーターとより深い関係を築いていきます。
monopo Londonを設立したように、支社を新たに構築することで、東京生まれの国際的なクリエイティブエージェンシーとしてのアイデンティティを確立していきます。「GLOBAL-LOCAL PROJECT」では、進化し続けるデジタル時代に対応し、国境を超えたコラボレーションを行い、独自のクリエイティブソリューションを創出していきます。
Georgi Roberts 略歴
・イギリス生まれ、南アフリカ育ち。
・ケープタウン大学で映像やメディアを学び、ケープタウンとロンドンで劇場運営・テレビ番組制作・広告業務に従事。
・2015年東京に移住。日本の広告・制作業界に転身し、2018年よりmonopoに入社。
・monopoでは、さまざまなグローバルブランドのアカウント開設を推進し、国内クライアントのグローバルキャンペーンをリードしています。
株式会社monopo 会社概要
社名 : 株式会社monopo
設立 : 2011年7月
代表者 : 佐々木芳幸・岡田隼
所在地 : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-6-5 Path表参道A3
グループ従業員数 : 約30名(子会社monopo London含む)
monopo New York 概要
営業所名 : monopo New York
営業所設立 : 2021年7月
代表者 : 小迫敏珂・金本芽依
所在地 : 300 Cadman Plaza West, One Pierrepont Plaza 12th Floor, Brooklyn New York 11201
monopoについて
東京、ロンドン、ニューヨークを拠点とするグローバルなコミュニティベースのクリエイティブエージェンシーとして、さまざまな国内外のブランドにサービスを展開。"A BRAND OF COLLECTIVE CREATIVITY”をビジョンに掲げ、ブランディング・広告・PRを中心にさまざまな領域において、それぞれの個人が持つアイデアや創造性を共に発揮できるようなコミュニティ作りを目指している。2019年、ロンドンに子会社monopo London.Ltdを設立。2021年、ニューヨーク拠点 monopo New Yorkを設立。自社プロジェクト『poweredby.tokyo』では、東京の知られざる魅力を世界に発信中。
https://monopo.nyc/