Insta360 GO 2
発売中
実売価格3万6300円〜
https://www.insta360.com/jp/product/insta360-go2
オギャー!おとうさん楽しいよー!!
失礼、ちょっとテンションおかしくなってまして……。0歳児と4歳児の保護者してます盛田諒ですこんにちは。育児グッズを手当たり次第に試す「ベビもの」、久しぶりの第6回はベビーグッズではないですがウェアラブルカメラ「Insta360 GO 2」です。
去年12月に生まれた赤ちゃんも早いもので5ヵ月児、何かにつけてニコニコ笑うようになったんですが、笑ってるときって大体手がふさがってるんですよね。ミルクをあげているとき、抱っこをしてるとき、高い高いをしてるとき、おなかを「アムアム」と食べるふりをして遊んでるとき……しかしそういうときにInsta360 GO 2が胸元にあれば「エッへへへ」をばっちり撮れるってわけです。
iPhoneにつなぐまで時間がかかるとか、パソコンにつなげないとか、バッテリーが本体だけだと30分しかもたないとか、若干気になるところもあるんですが、きれいな動画をハンズフリーでサッと撮れる面白さが上回りました。
決定的瞬間でなくても、たとえば子どもと手をつないで歩いているときとか、何も起きない日常を撮るのがただただ楽しいんですよね。普段はいい写真撮ったるぞ〜と鼻息荒くミラーレスを構えているんですが、こういう気の抜けた動画も楽しいです。へっへっへ〜撮るぞ撮るぞ〜!!
●子どもと手をつなぎながら撮れる
まず驚くのはサイズと重さです。幅23.6×厚み52.9×高さ20.7mm、重量は約26.5g。
初代機と比べるとやや大きくなってはいるものの、「バッジかな?」というくらいに小さく軽いので、着けたまま赤ちゃんを抱っこしても気になりません。
保育園の知り合いママには「えー小さーい!そんなので撮れるの!?」と驚かれました。ビビりますよね。
服につけるためのアタッチメントも色々ついてきます。
使いやすいのは簡易クリップ。山登り用ヘッドランプのヘッドバンドがそのまま使えます。髪どめのためニット帽をかぶることになるのが若干微妙ですが、赤ちゃんを抱っこするときにぶつかることもなく便利です。
うまくできてるなあと感心したのは磁気ペンダント。
胸元に下げればパチンとカメラとくっつきます。ストラップの長さを変えたりして胸元あたりに着けるとちょうど一人称視点になるんですね。シャツの胸ポケットにペンダントを入れてカメラをくっつけたりもできます。
子どもと手つないで保育園まで行くところを撮るのにちょうどいいですね。
この2つはマグネットでぴたっとくっつくのが面白いです。ただ子どもとぶつかって落ちそうになり、ガチガチに固定したくなったこともありました。
あとは、服ではなく壁や棚に両面テープでくっつけるためのピボットスタンド。帽子に直接貼っちゃってもいいかもしれないです。
地味に関心したのは、画面の縦横を指定しておけば、カメラを縦にしても横にしても自動的に合わせてくれること。雑に使えるのはありがたいですね。
●充電ケースをミニ三脚に離乳食のシーンを撮れる
使い方も簡単です。本体のボタンを押せば録画。もう一回押せば停止。32GBストレージ内蔵なのでSDカードなんかを入れる手間もなし。厄介なケーブルを使うこともなく、デジタル苦手な妻もすぐ使えました。
撮影したものを見るときはiPhone/Androidアプリを使います。パソコンに直接とりこめないのはやや残念ですが、アプリはよくできています。
Bluetoothでペアリングして、Wi-Fiに接続。これでアプリにつながります。ただデジカメのリモコンアプリと同じように、接続までには若干時間がかかりました。タイムラグはありますが、スマホで画面を見ながら撮影もできます。
アプリから動画をさくさく編集することもできます。BGMを入れたりフィルターをかけたり、スピードを変えたり色調整をかけられます。できたファイルはスマホに保存して、誰かに送るなりSNSにアップするなり自由です。
さらにInsta360 GO 2は充電ケースがリモコンになっていて、iPhoneをつなげなくてもカメラの設定ができます。モードを切り替えたり、保存設定を変更したり、バッテリー残量を確認したり。基本操作はこれで十分です。
充電ケースは開くとミニ三脚になり、たとえばテーブルに立てておけば離乳食を「あーん」してるところも簡単に撮れます。三脚穴がついているので手持ちの三脚に固定することもできますね。
ただ、充電ケースとカメラがペアリングしているときはiPhoneとペアリングができません。最初は「なぜiPhoneとペアリングできない??」と混乱しました。アプリに充電ケースのことを書いといてくれてもいいと思うのですが。
●画質は良いが風切り音は入る
画質は良いです。
解像度は最大1440p/50fps。初代機よりセンサーが大きくなり(1/2.3インチ)画質が良くなりました。白飛び黒つぶれはありますが許容範囲内です。
手ぶれ補正は強力で、子どもを撮るくらいならまったく問題なし。FlowState手ぶれ補正を使えば自転車で下り坂を滑走するような動画を撮っても余裕です。
ただし風切り音は入ります。風切り低減オプションもありますが、おまけ程度。かなりバリバリ言うので気になるときは音声だけ別録りが必要です。
連続駆動時間は最大30分。運動会のようなイベントで使うのは厳しいですが普段子どもと遊ぶときくらいなら十分かと思います。
動画1本あたりの撮影時間は最長15分(ドローン撮影用のFPVモードで30分)。初代機はFPVモードでも最長5分だったので普段使いレベルに伸びました。個人的には保育園に行くまでの10分が撮れたことに満足です。
レンズには標準でねじこみ式の保護フィルターが装着されているので、多少のキズは心配なく遊べます。ちなみに別売りでNDフィルターも売っています。白飛び防止ではなくドローンに載せたときのローリングシャッター防止のようですが。
防水性能は深度4メートル対応で、水遊びなら余裕。4歳児が洗車にかこつけてホースで水をぶちまけたときにも活躍してくれます。
●家で遊ぶ時間が増えた今こそ出番かも
撮影した動画はiPhoneを通じて、ファミリービデオ専用セットトップボックス「まごチャンネル」で親のもとに送っています。
特に見せたかったのが保育園までの道。春先から初夏にかけて朝の光を透かす葉が本当にきれいで、気持ちよさを伝えたかったんですよね。
このご時世なかなか面と向かって会うこともできないので、せめてリモートで孫の手を引いている感覚になってほしいなと。
いまは自由に遊びまわれる状況ではないですが、Insta360 GO 2で日常を撮っているだけでもかなり楽しく遊べます。家で遊ぶ時間が増えたいまこそInstaの出番かもしれませんよ〜〜。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。4歳児と0歳児の保護者。アスキーキッズで「ほぼほぼ育児」「ベビもの」連載。Facebookでおたより募集中。
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