今後2年にわたって「HP Indigo 100Kデジタル印刷機」を中心に導入予定
シンプレス 「HP Indigoデジタル印刷機」の複数年契約に署名
2021年05月17日 15時00分更新
日本HPは5月17日、Cimpress(シンプレス)が、オンライン印刷によるパーソナライズ商品市場拡大のため、次世代「HP Indigoデジタル印刷機」への大型投資について複数年にわたる戦略的契約を締結したと発表。
シンプレスは、HPのテクノロジーを利用して、ホリデーカードや写真を使った各種商品、ギフト、カレンダー、マーケティング資料など、さまざまなパーソナライズされた印刷商品を提供している。同社は、グローバルにおける製造業務の効率性向上を目的として、今後2年にわたって新しい「HP Indigoデジタル印刷機」を導入予定とのこと。
導入する印刷機は主に、B2サイズ対応の「HP Indigo 100Kデジタル印刷機」。同モデルは「HP Indigo」の第5世代プラットフォーム初の印刷機で、HP Indigoの特徴であるデジタルオフセットの操作性を維持しつつ、高速性と高生産性によって大ロットのデジタル印刷を可能にしたというモデル。2020年末のホリデーシーズンには、シンプレスの欧州の製造工場での大量生産の自動化テストをパスしており、2021年中に半数以上の印刷機が設置される予定だ。
シンプレスの創業者兼CEOであるRobert Keane氏は「新型コロナウイルス感染症のパンデミック中、オフラインからオンライン印刷に移行するお客様が増えています。これは当社が得意としている分野です。当社は、多くのお客様がパンデミック後もオンライン経由での印刷を活用し続けると考えており、効率性を高め、より良いサービスをお客様に提供するための投資を継続していきます。HPは過去数十年にわたって、ボリュームとケイパビリティーの両面で当社の成長をサポートしてきました。私たちは、HPとの継続的な提携によって、コスト競争力を高め、世界中のお客様に喜んでいただける力を強化できると考えています」と述べた。