深層学習の父が出した、 「次のAI」の最新の答え
人工知能(AI)の分野にブレークスルーをもたらした「深層学習」のパイオニアであるジェフリー・ヒントンが、深層学習の課題を克服することを狙った、新たな手法である「GLOM」を発表した。現在の段階では仮説にすぎないが、グーグルの研究施設で初期調査が始められている。
スマートシティはなぜ 失敗し続けるのか?—— 都市に今求められているもの
スマートシティが話題になって10年以上が経つが、都市の抱える問題を解消、あるいは軽減できているようには見えない。テック企業が主導する現在のスマートシティ・プロジェクトは、テクノロジー機器とサービス、およびそれらが生成するデータの市場開拓に重点を置いており、都市インフラをアップグレードするものではない。
長征5号コアブースター、9日に大気圏再突入か 中国の姿勢に批判
中国が4月29日に打ち上げた長征5号のコアブースターが制御不能な状態で宇宙に放置されており、日本時間で5月9日に大気圏に再突入することが予測されている。地表に落下する時間帯や場所を正確に予測することは難しく、大惨事が起こる可能性も否定できないため、中国の無責任な行動に世界中が神経をとがらせている。
テクノロジーの進歩を示す最新スペックの「橋」5選
都市をつなぐ「橋」はずっと姿を変えていないように見える。だが、テクノロジーや建設手法の進歩によって、安全性や耐久性は高まり、寿命も延びている。
止まぬ世界の肉食化、ゲイツ「人工肉移行論」では解決しない
車や飛行機を使わず、肉食をやめよう、といった環境問題専門家たちの呼びかけは、現在の状況を考えれば幻想に過ぎない。では「肉」をどうすればいいのか。代替肉の生産なのか、メタンの排出の原因となる家畜のゲップを抑制する飼料添加物や、穀物ではなく牧草由来の飼料に変えるべきなのか。
変わる常識、ワクチンの「ちゃんぽん」接種に新たな可能性
現在、新型コロナワクチンの多くは、同じものを2回接種することが原則となっている。だが、1回目と2回目で異なる種類のワクチンを打っても、同様の効き目があるだけでなく、むしろ、免疫が高まる効果があるのではないかと指摘されている。
自宅で結果がすぐ分かる「家庭用新型コロナ検査キット」を試した
新型コロナウイルスに感染しているかどうかを家庭で判定できる市販の検査キットが米国で出回り始めた。使い勝手も精度もまちまちのこれらの検査キットには手軽にすばやく検査ができるメリットがあるが、思わぬ混乱を招く恐れもある。
「ポスト・コロナ」の都市に人が戻ってくる理由
新型コロナのパンデミックで都市に住む意味が薄れ、移住が進むとの見方がある。しかし、インフラが整い、さまざまな人が集って刺激し合うことでイノベーションが生まれる都市の魅力が失われることはない。
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