静音でゲーム+メインマシンという使い方にもピッタリな高性能マシン
最新第11世代CoreとRTX 3070をガッツリ冷やす“デュアル水冷”、ハイエンドかつコンパクトなゲーミングPC「G-Master Hydro Z590-Mini」
2021年04月28日 11時00分更新
3月にデスクトップ向けとなるインテル第11世代Coreプロセッサーが登場し、搭載パソコンが数多く登場してきている。サイコムのBTOパソコンも次々とアップデートされ、この最新CPUを搭載するモデルが加わっている。
CPU単体の実力検証は、すでにこちらの記事でライターの加藤勝明氏が詳細に行なっているので、そちらを参考にしてもらうのが早い。主な特徴をザックリとまとめると、シングルスレッド性能が向上、PCI Express Gen4に対応、消費電力がやや増加といったところだ。
ここで気になるのが、消費電力の増加。性能が向上すれば消費電力が上がるのは当然だが、消費電力が上がると発熱も増えていくことがほとんど。つまり、それだけ強力に冷却できる高性能なCPUクーラーが求められることとなる。
最近のCPUやGPUは、クーラーの冷却性能に余裕があればそれだけ高クロックを維持できるだけに、冷やせば冷やすだけ見返りがあるというのは、忘れてはならない点だ。高性能なPCを探しているのであれば、単純なスペック比較だけでなく、しっかりと冷却できるCPUクーラーが採用されているかも要チェックポイントとなる。
ただし、高性能なCPUクーラーは高回転ファンを搭載していることが多く、そのぶん騒音も大きくなりがち。いくらCPUを高速駆動できるといっても、掃除機のような音がするPCを日常的に使う気にはならない。
そこでオススメしたいのが、サイコムが得意とするデュアル水冷パソコンシリーズ「G-Master Hydro」シリーズだ。CPUクーラーに水冷モデルを採用するのはもちろんのこと、ビデオカードも独自に水冷クーラー化改造を施し、騒音を抑えながらも高性能を引き出せるというのがメリットだ。
搭載するクーラーやケースのサイズ、CPUの違いによって全7モデルがあるが、今回紹介するのは、小柄ながらもデュアル水冷化を実現した「G-Master Hydro Z590-Mini」。今回は、その詳細と実力をチェックしていこう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | G-Master Hydro |
CPU | Core i7-11700K(3.6GHz~最大5GHz)、8コア/16スレッド |
CPUクーラー | サイコムオリジナルAsetek 650LS RGBポンプ仕様+Enermax UCTB12P |
グラフィックス | GeForce RTX 3070 8GB+Asetek 740GN水冷+EnermaxUCTB12+サイコムオリジナルVGAサポートステイ |
マザーボード | ASRock Z590M Pro4 |
メモリー | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 512GB SSD(CFD PG3VNF)※標準ではIntel SSD 660p Seriesを採用 |
PCケース | Fractal Design DEFINE Mini C Black TG+Fractal Design 天板14cmファン、SST-LS02 RGB発光システム(LEDストリップ2本) |
電源 | SilverStone SST-ST75F-GS V3(750W/80PLUS GOLD) |
サイズ | およそ幅210×奥行399×高さ399mm |
OS | Windows 10 Home(64bit) |