NextremerとHondaが業務提携契約を締結、Hondaの研究成果をいち早く社会実装し社会的課題の解決を目指す
株式会社Nextremer
AIのプロダクト化、社会実装に強みを持つ株式会社Nextremer(以下、「Nextremer」)は、本田技研工業株式会社(以下、「Honda」)と、対話・音声・画像認識をはじめとするHondaの研究成果をスピーディに社会実装することを目的とした業務提携契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。本提携により、Hondaの持つ最先端の基礎技術とNextremerが持つ製品化や運用面における知見を活かし、新たなサービスの開発・提供を進めてまいります。
【概要】
Nextremerは創業期よりHondaグループからの研究開発を受託、その他にも基礎技術の研究開発や共同実証実験などを実施して参りました。その成果の一つとして、Nextremerが提供する、リモート接客システム「Remosis」(※1)等には、Hondaの研究開発子会社である株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンが開発した言語処理を支援するソフトウェア『HRiME』(※2)が搭載されています。一般的に対話システムの開発には、高度な言語解析技術が必要となる上、開発には長い時間を要します。Remosisの自動対話部分において、自然言語処理の一部分にHRiMEを組み込んで実装することで、開発工数を大幅に削減し最新技術をいち早く社会価値へと還元したいという創業当初からの想いを形にしています。
昨今、コロナ禍を契機に業界業種を問わず省人化やコミュニケーションのデジタル化がますます加速しています。NextremerとHondaは、継続的なサービス開発のため今後もより一層連携体制を強化し、今後はHondaから言語処理技術のみならず画像認識技術や音声認識技術などの提供を受け、サービスの要素技術として組み込んでいく予定です。
NextremerではRemosisをはじめ、チャットボット構築サービスやAIエンジン群の提供、そして導入支援から運用・保守サービスなどお客様へのトータルサポートを実施し、Nextremerグループ全体で社会における遠隔コミュニケーションの最適化を図ってまいります。さらに、プロダクトを通じたテクノロジーの社会実装の経験を強みに、マルチモーダルインターフェースを備えた遠隔コミュニケーションプロダクトの開発やモビリティ分野におけるHMI(ヒューマンインタフェース)技術開発へも力を入れていく予定です。そして、先端技術の持続的な研究と社会実装のサイクルを回すことで、社会的課題の解決につなげてまいります。
【参考】
(※1) 「Remosis」とは:遠隔業務の最適化を支援するリモートコミュニケーションツールです。チャットボットによる自動応答機能、遠隔スタッフによるリアルタイムチャット機能、テレビ電話機能を搭載し、遠隔スタッフが複数店舗を同時にみることにより省人化も実現します。さらに、検温機能や顔検出・顔認識機能追加などのカスタマイズや、対話ログとカメラ画像から取得した年齢・性別、その他属性情報を組み合わせるなど高度な分析も可能で、お客様の本質的な課題解決に貢献します。
詳細はこちら:https://www.remosis.io/
(※2) 「HRiME」とは:言語解析技術を一つのパッケージにしたもので、AIを使った対話型インターフェースの基礎技術のひとつ。一般的な対話型インターフェースシステムには、同じ意味が人によって異なる単語、表現で発話されたときも、システムが同じ意味として認識できる言語解析技術が必要です。対話システムツールキットは、この言語解析の機能をパッケージ化し、汎用性を持たせることで、さまざまなシステムへの流用を容易にし、開発工数の軽減を可能としました。これはHondaのロボティクス領域で培われた技術をもとに開発されたものです。
【会社概要】
■株式会社Nextremer
1. 本社所在地:東京都板橋区成増1-30-13 成増トーセイビル10F
2. 会社設立 :2012年10月
3. 代表取締役:向井永浩
4. 事業内容:AI社会実装事業 (AIエンジンライセンス・AIプロダクト)、AIシステム開発・研究開発事業
5. URL:https://www.nextremer.com/
■本田技研工業株式会社
1. 本社所在地:東京都港区南青山2-1-1
2. 会社設立 :1948年9月
3. 代表取締役社長:三部 敏宏
4. 事業内容:二輪車、四輪車、パワープロダクツ、航空機などの開発・生産・販売
5. URL:https://www.honda.co.jp/
■株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン
1. 本社所在地:埼玉県和光市本町8-1
2. 会社設立 :2003年1月6日
3. 代表取締役社長:重見聡史
4. 事業内容:Hondaの先端科学技術の研究を担う。主な研究領域は人工知能と協調知能を中心に、インテリジェントコミュニケーション、ソーシャルインタラクション。
5. URL:https://www.jp.honda-ri.com/
▶本リリースのダウンロードはこちらから:
https://prtimes.jp/a/?f=d17379-20210405-4343.pdf