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渋谷ヤスヒトの「腕時計」トレンド・ニュース解説 第5回

時計が好きになったらまず狙いたい魅力の復刻モデル

【2021年オススメ腕時計】復刻モデルは買い!なぜなら傑作時計を現代の品質基準で作っているから

2021年04月04日 12時00分更新

文● 渋谷ヤスヒト 編集●飯島恵里子/ASCII

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セイコー「キングセイコー “KSK”復刻デザイン」(SDKA001)価格38万5000円

伝説の“キング”がふたたび降臨
セイコー「キングセイコー “KSK”復刻デザイン」

 セイコーのプレミアム・ブランドといえば「グランドセイコー」。その歴史と伝説がアメリカを中心に世界でも知られるようになり、セイコーとは別格の独立ブランドとして圧倒的な人気を得ています。しかしセイコーには1960年代当時、もうひとつのプレミアム・ブランドがありました。それはグランドセイコーの翌年、1961年に第1号モデルが誕生した「キングセイコー」です。

当時のモデル

 キングセイコーは、グランドセイコーと共にセイコーの高級機械式時計の進化をリードし1970年代半ばまで製造されますが、「王様」という意味のこのネーミングのこの腕時計は、グランドセイコーに負けない魅力がありました。

 バーインデックスに太い針を組み合わせた、グランドセイコーと基本的には同じ、シンプルで視認性に優れた文字盤。超鏡面と呼ばれたシャープで美しい鏡面仕上げを生かしたケース。そして高精度の機械式ムーブメント。後に廃止されますが、グランドセイコーと同様にケースの裏にセットされたゴールドのメダリオン。ほぼ同じスペックなのに、機能をシンプルにする、ケースの磨きを容易にする面構成などの工夫で、価格が格段にお手頃だったのです。

 今回紹介するモデルは「魅力的な価格」もしっかり引き継いだ、1965年に発売されたキングセイコーの第2号、通称“KSK”と呼ばれた製品の限定復刻版。物語のある腕時計、それも日本製の腕時計が欲しいという人にはぜひオススメしたい1本です。

セイコー「創業140周年記念限定モデル キングセイコー “KSK”復刻デザイン」

セイコー
セイコー創業140周年記念限定モデル キングセイコー “KSK”復刻デザイン(SDKA001)

 セイコー創業140周年、キングセイコー誕生60周年を記念した復刻モデル。直径36.7mmだったケースサイズを、現代的な38.1mmへとサイズアップ。オリジナルの柔らかく傷が付きやすいプレキシガラス(アクリル樹脂)風防。その雰囲気を再現した傷が付きにくいサファイアクリスタル風防に、手巻きだったムーブメントを自動巻きにするなどのスペックアップも魅力。シリアルナンバー入り。自動巻き。パワーリザーブ約45時間。ステンレススチールケース。クロコダイルストラップ。5気圧防水。世界限定3000本。38万5000円

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