渋谷ヤスヒトの「腕時計」トレンド・ニュース解説 第5回

時計が好きになったらまず狙いたい魅力の復刻モデル

【2021年オススメ腕時計】復刻モデルは買い！なぜなら傑作時計を現代の品質基準で作っているから

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ 321 ステンレススティール」（311.30.40.30.01.001）価格166万1000円

中身のムーブメントも完全復刻！
オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ 321 ステンレススティール」

　1969年に人類が月着陸に初めて成功したとき、月面に降り立ったアメリカの宇宙船・アポロ11号の2人の乗組員が宇宙服の上から計器として身に着けていて「月に行った腕時計」として名高いのがオメガのクロノグラフ「スピードマスタープロフェッショナル」、通称「ムーンウォッチ」です。

　このムーンウォッチには、モータースポーツ用として開発された1957年発売の初代から現在まで、何世代ものモデルがあります。なぜなら月着陸の前から、アメリカ航空宇宙局（略称：NASA）の過酷なテストに、テストを受けたさまざまな時計の中から唯一合格して、アポロ計画の前からNASAの公式装備品として活躍していたからです。

　今回オススメするこのモデルはそのコレクターの間でも人気の高い第3世代、過酷なテストに合格して1965年4月、アメリカ初の宇宙遊泳で使われた、つまり本当に宇宙空間で初めて使われたモデルの復刻版です。特にスピードマスタの第1世代からアポロ11号の宇宙飛行士と一緒に月面に立った次の第4世代まで使われた、時計愛好家が傑作と讃える手巻きムーブメント「キャリバー321」が、当時の設計図、オリジナルそのままに現代の技術で復刻されたことは特筆すべきことです。

　このモデルは今回オススメする３本の中でも、150万円を超える価格を考えるとコレクター向けの特別なものと言えます。でも50年以上も前の心臓部であるムーブメントが最新の技術で忠実に復刻されていて、復刻モデルのひとつの頂点です。この特別な価値と持つ喜びを考えれば、適切な価格だと思います。

　特に宇宙が大好きな人にはオススメです。

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ321 ステンレスティール」（311.30.40.30.01.001）

オメガ
スピードマスター ムーンウォッチ321 ステンレスティール（311.30.40.30.01.001）
　文字盤やケースに加えて、ブレゲひげぜんまいとコラムホイール式のスタート＆ストップ＆リセット機構を備えた時計愛好家が絶賛する歴史的なクロノグラフムーブメント「キャリバー321」を、現代の技術で半世紀ぶりに再生産して搭載した第3世代スピードマスターにインスパイアされた復刻モデル。風防とケースバックには傷が付きにくいサファイアクリスタルを採用。復刻され手作業で組み上げられたたムーブメントの美しい姿も楽しめる。手巻き。ステンレススチールケース＆ブレスレット。ケース径39.7mm。5気圧防水。166万1000円

 

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