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普段使い+軽いゲームプレイや動画編集もこなしたい人に最適!

狭いスペースでも設置しやすいスリム型PC、Ryzen 7 PRO 4750G搭載で基本性能も高い「SR-ar7-7530J/S3/LW」

2021年03月24日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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Officeソフトやコンテンツ制作も問題ない性能
設定次第だがApex LegendsやFortniteもプレイ可能

 それでは、SR-ar7-7530Jのパフォーマンスをチェックしていこう。まずは、システム全体のパフォーマンスを知ることができる「PCMark 10」(Version 2.1.2508)からだが、今回は無償版でも利用できるPCMark 10“無印”のテストを実行している。

「PCMark 10」の結果

 その結果だが、SR-ar7-7530Jの総合スコアは6048と良好だ。詳細スコアを見ていくと、とくにEssentialsが9951と高い結果を残している。Essentialsでは、Webブラウジングやアプリケーションの起動といったテストが行なわれており、SR-ar7-7530Jはそういった基本的な利用における性能が高いといっていいだろう。

 また、Officeソフトの性能を示すProductivityも8749と高く、WordやExcel、それにPowerPointの利用でもパフォーマンスが足りないと感じることはないはずだ。また、デジタルコンテンツの制作に関するパフォーマンスを示すDigital Content Creationも6898と良好で、よほど負荷の高い作業でなければ、動画編集などを行なう際にもストレスを感じることはないだろう。

 そこで、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」をプレイした7分弱の動画ファイルを用意し、それを「FFmpeg」で、H.264/AVCとH.265/HEVCにトランスコードするのに要する時間を測定してみた。なお、動画ファイルのフォーマットはMotionJPEGで、解像度は1920×1080ドットだ。

 まず、H.264/AVCのほうからだが、15分半ほどで処理が終了した。元の動画ファイルの長さが7分弱なので、ほぼ倍の時間が掛かったことになるが、この程度であれば十分実用的な結果といえるだろう。このあたりは、Ryzen 7 PRO 4750Gの8コア/16スレッドが真価を発揮したわけだ。

 一方、H.265/HEVCでは負荷が大きくなるため、トランスコードを終了するのに35分ほど掛かってしまっている。動画のトランスコードを行なう際は、多くの人が処理中はPCを放置していると思うが、30分程度であれば十分待てる範囲内ではないだろうか。

 さらに、「CrystalDiskMark」(Version 8.0.1)でSSDのパフォーマンスをチェックしておきたい。SR-ar7-7530Jが採用するSSDは、CrucialのP2シリーズなのだが、その仕様ではシーケンシャルリードが最大2100MB/秒、シーケンシャルライトが最大1150MB/秒とされている。

CrystalDiskMarkの実行結果

 CrystalDiskMarkの結果では、SEQ1M Q8T1の値が2341.56MB/秒と、ほぼスペックどおりの結果を叩き出している。一方のシーケンシャルライトは、CrystalDiskMarkでは1850MB/秒ほどとかなり良好な結果が得られており、ストレージへのアクセスでストレスを感じる場面はそうそうないはずだ。

 それでは、SR-ar7-7530Jのゲームパフォーマンスはどの程度なのだろうか。果たしてゲームを快適にプレイできるほどのスペックなのかどうかは、かなり気になるところだ。まずは、「Apex Legends」からだが、ここではオプションから描画負荷が最も低くなるように設定。そして、解像度を1920×1080ドット、1600×900ドット、1280×720ドットと変化させて、プレイ中のフレームレートがどのように変化するかを「Fraps」(Version 3.5.99)で測定した。

Apex Legendsのフレームレート計測結果

 その結果だが、1920×1080ドットでは60fpsを割ってしまう場面もしばしば見られた。だが、1600×900ドットでは常時60fps以上のパフォーマンスを発揮し、1280×720ドットでは最小フレームレートは100fpsに達した。だが、解像度の高さとパフォーマンスのバランスを考えると、1600×900ドットでプレイするのが現実的な選択肢になりそうだ。

 続いて「フォートナイト」でもテストを行ってみたい。ここでは、解像度を1920×1080ドットに固定し、プリセットを高、中、低と変化させ、それぞれにおいてプレイ中のフレームレートをFrapsで取得している。

フォートナイトの計測結果

 すると、SR-ar7-7530Jは高プリセットでのプレイは難しく、中プリセットでようやくプレイアブルとなり、快適にプレイできるのは低プリセットとなりそうだ。低プリセットであれば常時120fps以上のフレームレートを出しており、高リフレッシュレートのディスプレーを組み合わせて、有利な立ち回りを行なってといったプレイも可能だ。

 最後に「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」の結果をみてみよう。オプションから標準品質(デスクトップPC)に指定したうえでベンチマークを実行。解像度は1920×1080ドットのほか、1600×900ドット、1280×720ドットを選択している。

FFXIVベンチマークの計測結果

FFXIVベンチマークフレームレート計測結果

 スクウェア・エニックスの指標では、スコア7000以上が最高評価とされている。それを踏まえて結果を見て行くと、SR-ar7-7530Jは、1600×900ドットでその指標にあと一歩のところまで迫るパフォーマンスを発揮。1280×720ドットであれば、そのラインを優に上回る結果を残している。

 スコアの詳細をみてみると、1600×900ドットの平均フレームレートは49.5fps、最小フレームレートは18fpsと、プレイヤーキャラクターが集まるよう場面では若干重いかもしれないが、インスタントダンジョンに行ったり、クエストを消化したりするには差し支えないパフォーマンスだ。

標準構成の価格は税込みで9万8780円
さまざまな用途に活躍できるベーシックモデル

 以上のテスト結果からも明らかなとおり、SR-ar7-7530Jが備えるポテンシャルはかなり高い。ウェブブラウジングや動画視聴、Officeアプリケーションの利用など幅広い用途でも問題ないパフォーマンスを備えているといっていい。ゲーミング用途では、さすがに最新のビデオカードのようなフレームレートは期待できないものの、設定次第では流行りのFPSやTPSなども十分プレイできる点に魅力を感じる人もいるのではないだろうか。

 SR-ar7-7530Jの価格は、標準構成が税込みで9万8780円(3月22日現在)と10万円を切っている点はかなり魅力的。今回の試用機の構成でも、11万1740円(3月22日現在)とリーズナブルな価格だ。ビジネス用途を始めとして、動画鑑賞やゲームなどさまざまな用途に使いたいと考えているユーザーにオススメできる1台であることは間違いない。

(提供:セブンアールジャパン)

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