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普段使い+軽いゲームプレイや動画編集もこなしたい人に最適!

狭いスペースでも設置しやすいスリム型PC、Ryzen 7 PRO 4750G搭載で基本性能も高い「SR-ar7-7530J/S3/LW」

2021年03月24日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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Radeon Graphics統合のRyzen 7 PRO 4750Gを採用
Wi-Fi 6対応の無線LAN機能を搭載

 では、まずはSR-ar7-7530Jの外観から紹介していく。PCケースにはIN WIN製「IW-BL634B」を採用し、黒一色にまとめあげられたデザインはかなり落ち着いた雰囲気。横置きはもちろんのこと、付属のスタンドを利用すれば縦置きも可能だ。

 前面のカバーを開くと光学式ドライブが姿を表すが、最近では光学ドライブを搭載していないモデルも多い中、こうしてしっかりと用意されている点は好感が持てる。昔のCD-ROMやDVDを再生したり、中のファイルを閲覧したりする場合でも問題はない。

スタンドは横置きにも利用することができる

光学式ドライブもしっかりと装備されている

 さらに、前面にはUSB 2.0とUSB 3.0を2基ずつ、計4系統を装備。前方からアクセスできるUSBが4基用意されている点は、非常に使い勝手がよい。底面には80mm角ファンが装着された吸気孔が用意され、そこから背面へとエアーが抜ける構造だ。また、側面にも吸気孔が設けられており、コンパクトなサイズながらも内部に熱がこもる心配はない。

フロントパネルの様子。光学ドライブや各種インターフェースはカバーで覆われている

そのカバーを開いた様子。USBのほかに、ヘッドフォン出力端子とマイク入力端子も用意されている

筐体を開けて内部を確認したところ。コンパクトなサイズながらもエアフローはしっかりと確保されている

 CPUには、Zen 2アーキテクチャのCPUコアに、グラフィックスコアとなるRadeon Graphicsを統合した 「Ryzen 7 PRO 4750G」のAPUを採用。CPUコア側は、8コア/16スレッドタイプで、ベースクロックが3.6GHz、ブーストクロックが4.4GHzと、APUにしては動作クロックは高め。一方のRadeon Graphicsは、Vega Graphicsを踏襲したものだが、Compute Unit数は8基、Streaming Processorは512基と、さすがにデスクトップ向けGPUと比べると物足りない仕様であるのは確かだが、描画設定をある程度にまで落とせば、ゲームをプレイすることも可能だ。

 なお、冷却にはCPUのパッケージに付属する、いわゆるリテールクーラーが搭載されており、冷却性能と静音性は申し分ない。

CPU-Z(Version 1.95.0)の実行結果

GPU-Z(Version 2.37.0)の実行結果

 システムメモリーは標準構成ではDDR4-2666を8GB装備。ただし、今回の試用機では、DDR4-3200が16GB搭載されていた。一方、ストレージは標準構成だとSerial ATA 6Gbps接続のSSDを240GB、それぞれ搭載している。多くのゲームをインストールするような使い方には向いていないものの、いくつかのゲームをインストールする程度なら問題ない容量だ。動画編集などでさらに容量が必要な場合には、BTOでSSDを大容量のものに変更したり、SSDやHDDを増設したりするとよいだろう。

試用機では8GBのDDR4-3200を2枚で、計16GBのメモリーを搭載していた

CrystalDiskInfo(Version 8.11.2)の実行結果

 マザーボードにはAMD B550チップセットを搭載したASRock製「B550M Pro4」を採用。8フェーズ構成の電源回路や50Aまでの電流に対応するパワーチョークを採用するなど、電源周りはかなり高品質で、Zen 3アーキテクチャのRyzen 5000シリーズももちろんサポートされている。

 そのため、将来的にCPUをZen 3コアのRyzen 5000シリーズに乗せ換えるといったこともできる。そのほか、うち1つはx4動作になるもののPCI Express x16スロットを2本と、M.2ソケットを1つ装備。こちらも、後からビデオカードやM.2タイプのSSDを増設するといったアップグレードも可能だ。その際、M.2スロットにはM.2 Armorsと呼ばれるヒートシンクが用意されているので、熱により性能が低下するサーマルスロットリングの心配もない。

2本のPCI Express x16スロットとヒートシンクが用意されたM.2スロットが確認できる。x16スロットの間に実装されているのは無線LANモジュールだ

 オーディオ回路には、Realtek製コーデックを搭載し、サウンドアプリケーションとして「Nahimic」を採用。このNahimicにより、バーチャルサラウンドやバスブースト、高音強調といった機能が利用可能だ。

サウンドアプリケーションとしてNahimicが用意されている

 背面にはType-AとType-CのUSB 3.2 Gen.2を1基ずつ、USB 3.2 Gen1を4基、さらにUSB 2.0を2基備えており、拡張機器の接続でUSBが足りなくなることはないはずだ。映像出力端子は、DisplayPort 1.4とHDMIのほか、D-sub 15ピンを用意。最近では少なくなってきたものの、D-sub 15ピンしか持たないディスプレーも問題なく使用できる点は評価できるだろう。

背面の様子。映像出力端子としてD-sub 15ピンが用意されている点は、レガシーデバイスを使い続けているユーザーにとってはありがたい

 そのほか、特筆すべきポイントとして、Wi-Fi 6に対応した無線LAN機能を標準で搭載している点が挙げられる。Wi-Fi 6は、最大通信速度が9.6Gbpsにも達する無線LAN機能で、その速度を実現するためには、対応ルーターが必要になるものの、ケーブルの引き回しを考慮することなく高速通信が利用できるメリットはかなり大きい。

無線LANアンテナも当然のことながら付属している

 電源ユニットは、80PLUS BRONZE認証を受けた定格出力300Wのものを搭載。ただ、ケース専用の電源ユニットであるため、BTOであっても変更することができない点は注意したい。電源ユニットの容量も限られているため、予め搭載するデバイスやアップグレードもどのような感じにするか、考えておくほうがいいだろう。

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