4Gでは10分近くかかった映画のダウンロードも5Gでは30秒
これから訪れる5G時代のメリットは大
昨年の春、3大キャリアが相次いで開始した5Gサービス。当初のサービスエリアは極めて限定的だったが、2年目を迎えて、かなり広がってきた。今年からエリア拡張にさらに拍車がかかる予定で、たとえばドコモは2022年3月末までに約55%、2023年3月末までに約70%の人口カバー率の達成を目指している。
では5Gエリアでは、どれくらいの通信速度が得られるのか? すでに5G(Sub6)が開通し、受信可能なエリアが広そうな渋谷とお台場に行って、通信速度を測ってみた。今回の測定では1Gbpsを超えるスピードは確認できなかったが、300Mbps以上の下り速度を記録することが多く、渋谷では800Mbpsを超えるスピードも記録した。
速度計測の一環として、5Gエリアでサブスクリプションの映画をダウンロードして、所要時間を計った。まだ5Gが使えない、筆者の自宅(世田谷区)でも計測し、4Gと5Gのダウンロード時間をそれぞれ比べてみた。映画は「Amazonプライム・ビデオ」の中からダウンロード対応の2作品をチョイス。通信速度は一定ではないので、それぞれ複数回計測して、短いほうの時間を掲載している。
「Amazonプライム・ビデオ」は画質を指定して、ダウンロードできる仕様だ。「最高画質」を選択した場合は、4Gでは10分以上かかることもあったが、5Gでは数十秒で完了。5Gのスピードは圧倒的で、本当にダウンロードされたのかと不安になるくらいの速さだった。
自分の行動範囲で5Gにつながる場所を調べておけば、出勤や通学前に映画をダウンロードして移動中(電車やバスなど)にゆっくり観たり、データサイズの大きいアプリをアップデートしたり、出先からオンラインミーティングに参加したりと、さまざまな状況で役立つこと請け合いだ。
「Netflix」を連続16時間再生!
4570mAhのバッテリーが頼もしすぎる
AQUOS sense5Gは、比較的コンパクトな端末ながら、4570mAhの大容量バッテリーを内蔵している。消費電力を大幅に減らせるIGZOディスプレーを搭載していることもあり、電池持ちもセールスポイントにしている。そこで、フル充電からどれくらい使い続けられるのか? AQUOS sense5GをWi-Fiに接続した状態で、動画を再生し続けた。
まず、YouTubeの高画質動画を再生してみた。画質は2160pに設定、音声はスピーカーから小さめの音量で出力させた。
約5時間再生しても、バッテリーは50%以上残っていた。そのまま再生を続けると、9時間10分を経過した時点でバッテリー残量が5%となり、省電力モードの「長エネスイッチ」をオンにするように通知が表示された。「長エネスイッチ」をオンにせずに、再生を続けると、9時間30分で残量が0%になり、シャットダウンした。
「Netflix」をどれくらい見続けられるかも試してみた。昨年ヒットした「梨泰院クラス」を初期設定のままで再生したところ、約10時間でエピソード9まで観られて、バッテリーは約50%残っていた。1回の充電で最終話(エピソード16)まで見られるかも! と期待したのだが、エピソード15の再生中。16時間36分を経過したところで電池切れとなった。
電池持ちは使い方によって差が出るが、2~3日は余裕で使い続けられると思っていて間違いはない。外出先でも、電池切れを気にすることなく、動画観賞やゲームなどを楽しめそうだ。
そろそろAndroidという人も心配無用!
AQUOSならiPhoneでもAndroidでも簡単に引き継げる
AQUOS sense5Gのパッケージには「クイックスイッチアダプター」が同梱されている。これはUSB Type-AをType-Cに変換するアダプターで、かんたんにデータ移行できる。
今まで使っていたスマホからAQUOS sense5Gにケーブルを介してデータをコピーできる新機能。AndroidだけでなくiPhoneからもコピー可能で、スピーディーにデータを移行できることが利点。コピーできるデータは下記の通り。
iPhone(iOS 8.0以降)→ AQUOS sense5G
- iMessage
- 発着信履歴
- 電話帳・カレンダー
- メモ帳
- Music
- 写真・動画
- Wi-Fi設定
- 壁紙
- アプリ
Android(5.0以降)→ AQUOS sense5G
- SMS
- 発着信履歴
- 電話帳・カレンダー
- Googleアカウント
- Music
- 写真・動画
- Wi-Fi設定
- 壁紙
- アプリ
クイックスイッチアダプターを使ったかんたんデータコピーは、端末の初期設定時にのみ利用できる。「アプリとデータのコピー」という画面が表示されたら案内に従って、これまで使っていたスマホとケーブルで接続。旧端末のデータは自動で認識され、移行したいものだけをコピーすることができる。
以下、iPhone 11 Proからの移行の様子を動画で撮影した。途中、Wi-FiやGoogleアカウントのパスワードを入力部分やデータの読み込み部分はカットしているが、実速度は約8分ほどだった。簡単にすばやくデータがコピーされることがわかるだろう。
同梱の「クイックスイッチアダプター」を使って、今まで使っていたスマホからAQUOS sense5Gにデータを移せる
実際にiPhone 11 Proからデータをコピーしたところ、連絡先データや写真・動画はもちろん、Google Playストアから入手できるアプリの情報もコピーされた。設定中にGoogleアカウントの入力が求められ、データコピーの完了後、自動でアプリのデータがダウンロードされ、インストールされる仕組みだ。
データコピーにかかる時間はデータ量によるが、今回は約4.4GBのデータを、初期設定の時間も含めて約8分で移行できた。ネットワークを経由させる従来のやり方より大幅に時間を短縮でき、しかも簡単だ。いまiPhoneを使っていて、5Gへの移行を機に、コスパに優れたAndroid端末に乗り換えたいという人には非常に便利な機能となるだろう。
普段使いにちょうどいいスペックを備えたAQUOS senseが5G対応になり、圧倒的なスタミナと便利な新機能をプラス。AQUOS sense5Gは、まさに万人受けの5Gスマホだ。
PR:シャープ
「AQUOS sense5G」の主なスペック | |
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メーカー | シャープ |
ディスプレー | 5.8型IGZO液晶(19:9) |
画面解像度 | 2280×1080 |
サイズ | 約71×148×8.9mm |
重量 | 約178g |
CPU | Snapdragon 690 5G 2GHz+1.7GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | Android 11 |
5G対応周波数 | サブ6 |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ | アウト:約1200万画素(標準、F値2.0) +約1200万画素(超広角、F値2.4) +約800万画素(光学2倍、F値2.4) /イン:約800万画素 |
バッテリー容量 | 4570mAh |
FeliCa | ○ |
防水/防塵 | ○/○ |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
イヤホン端子 | ○ |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ライトカッパー、ブラック、オリーブシルバーなど |