コロナ禍で、ほぼ100%の人が外出時にはマスクをするようになって1年近くがたった。誰もがマスクをすることがごく日常的になってくると、いままでは医療関係者でもなければ、ある程度特別のものだったマスクが、ソックスや肌着のような感覚になってしまう。
しかし外部から見えにくいソックスや肌着と異なり、人間のもっとも特徴的かつ個性的な顔に取り付けるアイテムなので、その露出度は半端ではない。もはやマスクはマフラーやスカーフ、イヤリングなどを超えてメガネや帽子と並ぶ主張するアイテムとなった。
マスクが例外なくすべての人が使う実用アイテムになると、個性的分化や機能的な差別化が間違いなく起こるのが一般的だ。最初のうちは世界的なマスク不足から、多くのメーカーは実用度の高い不織布マスクの生産だけで手いっぱいだった。しかし、実際に使った人の快適度数の経験値や医学的な見地から、徐々にガーゼマスクやウレタンマスクが登場し、またそれらのコンビネーション製品が登場してきた。
もはやマスクは使用目的や効果を実現する素材だけではなく、世代、性別に応じてさまざまなアクセサリー的要素をも含めたデザイン度の高い商品までに広がってきている。
マスク不足の昨年春ごろから今日まで、ここ1年ほど多くのマスクを試してみたが、実はなかなか好みのマスクに出会えなかった。ところが昨年末フィリップスが発売開始した「ブリーズマスク」を一目見て衝動買いしてしまった。
一時はごく普通のマスクが1枚1000円とかの暴利で売られていた時代もあったが、今や世界的に生産体制は落ち着き、1枚15円〜20円くらいでも買えるようになってきた。
そんな時代にも関わらず衝動買いしたブリーズマスクは、1個で9800円と超高値だ。単に使い捨てのマスクだと考えるとムカつく値段だと感じるが、別売の"専用フィルター"を交換することで長く使える専用フィルターカバー用の"ファン付き強制排気マスク"だと考えれば納得いく部分も出てくるだろう。
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