安定したパフォーマンスを発揮する「870 EVO」
「870 EVO」の1TBモデルを、前モデル「860 EVO」と一緒に、ベンチマークで性能をチェックしよう。検証環境には、インテル第10世代Core iプロセッサーを搭載するデル製ゲーミングPC「ALIENWARE AURORA R11」を使用している。スペックは以下の通りだ。
テスト環境 「ALIENWARE Aurora R11」 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i7 10700KF」 (8コア/16スレッド、3.8~5.1GHz) |
マザーボード | Intel Z490チップセット |
メモリー | DDR4-3200 16GB×2 |
ビデオカード | GeForce RTX 3080 GDDR6X 10GB |
SSD | NVMe M.2 1TB |
OS | Windows 10 HOME 64bit版 |
まずSamsung製SSDユーティリティー「Samsung Magician」が内蔵するベンチマークを実行してみると、シーケンシャルリード559MB/sec、ライト519/secのパフォーマンスを安定して発揮した。「860 EVO」が公称値以上のシーケンシャルリード性能なのがおもしろいところだが、実は2018年の発売当初から560MB/secに近い性能を出していた。
続いては、おなじみの「CrystalDiskMark 8.0.0」で計測していこう。データサイズは16MiBから、32MiB、64MiB、128MiB、256MiB、512MiB、1GiB、2GiB、4GiB、8GiB、16GiB、32GiB、64GiBまでの容量で実行している。
データサイズに関係なく、「860 EVO」のほうが、シーケンシャルリード560MB/sec、ライト520MB/secを出す傾向にあるが、「870 EVO」もパフォーマンスに不満、不安を感じるような数値は出ることなく、各データサイズ×3回の合計39回のベンチマークを通して、優秀なパフォーマンスを安定して発揮している。
また、1TBモデルのTurboWrite合計容量となる42GBを超えるデータサイズ64GiBでも、性能は安定している。
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