Pegasystems、デジタルトランスフォーメーションを推進する企業文化に関する調査結果を発表
ペガジャパン株式会社
多くの従業員が企業のDXの取り組みに取り残されたと感じてることが明らかに 一般スタッフをDXへの取り組みに巻き込むことが、DX成功のカギに
Pegasystems Inc. (NASDAQ: PEGA)の日本法人、ぺガジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡辺 宣彦、以下「ペガ」)は本日、Futurum Research社が実施したグローバル調査「デジタルトランスフォーメーション(DX)実現のための企業文化に関する4つのインサイト」を分析し、その調査結果を発表しました。本調査では、企業がDXを加速させている一方で、企業・組織のリーダーはDXの取り組みにおいて多くの従業員を置き去りにしていることが指摘されています。また、全従業員の94%は、「DXにもっと関わりたい」と考えており、一般スタッフのほぼ半数(44%)が「単に支援方法がわからないと」回答しています。これは従業員の権利を侵害するだけでなく、DX実現を遅らせる可能性もあります。
Pegasystems(NASDAQ:PEGA)がスポンサーするグローバル調査(https://www.pega.com/disrupting-dx?utm_source=emd&utm_medium=pr&utm_content=DX-Survey-2020)では、北米とヨーロッパの500以上の企業の幹部、テクノロジーリーダー、一般従業員を対象に、DXの成功を推進する上で企業文化が果たす役割について調査されました。
パンデミックをきっかけに企業のリーダーがDXを加速させる中、本調査は、ソリューションの一部としてDXに取り組むことを希望している多くの従業員の存在を明らかにしています。しかし、これらの従業員がすべてのレベルでDXに取り組んでいくことに熱意を持っているにもかかわらず、「自社のデジタル変革の取り組みに貢献する方法を知っていることに強く同意する」と回答した一般スタッフは、わずか10%に留まっています。興味深いことに、企業トップにもまだ混乱があります。CEOの14%でさえ、「関与する方法がわからない」と回答しています。
本調査では、企業・組織のリーダーがDXをビジネスの構造にどのように組み入れるべきかに関する3つのインサイトが示されています。
●DX成功への障壁に対して包括的に対処:ビジネスの意思決定者の大多数(68%)は、顧客エクスペリエンスの向上が最も重要なDXドライバーであると考えており、次に既存のプロセスの自動化(67%)、プロセスの改善または更新(65%)が続きます。意思決定者のほとんどが考える最終的な目標は共通していますが、適切なスキル(42%)、パートナーシップ(36%)、および予算(36%)の不足によって、目標達成を妨げるさまざまな障害に直面しています。 DXを大規模に成功させるには、これらのスキルトレーニングまたは適任の人材採用から始めて、全体的な運用上の課題に対処する必要があります。
●効果的なDXリーダーシップがトップダウンの結果を促進:通常、誰がDXを主導しますかという質問に対し、CTOやCIO(47%)と比較して、回答者のわずか18%が、CEOであると信じています。しかし、CEOがDXリーダーとして機能している企業の従業員は、DXに対してより肯定的な認識を有しています。これは、より強力なDX文化の構築に役立つ可能性があります。たとえば、CEO主導でDXを推進する企業・組織の回答者の67%は、 テクノロジーのリーダーシップにおいて「非常に効果的」と答えており、CIO主導(51%)、CTO主導(34%)を凌駕しています。
● 誰も取り残されてはならないDXジャーニー:
企業・組織リーダーは、すべての従業員をDXジャーニーに関与させる方法を見つける必要があります。そうすれば、どんなに小さな関わり方でも、DXジャーニーの先にメリットがあると感じることができます。回答者は、「他の従業員に対してに新しいテクノロジーのトレーニングを支援すること(50%)」、「新しいツールの使用についてオープンマインドである(40%)」、「DXについて積極的に発言すること(35%)」を、彼らが支援できると確信する最も重要な方法として挙げています。 DXのあらゆるレベルでの幅広い従業員の参加は、DX文化が企業・組織全体に浸透することを推進し、最終的に顧客に対するより良いサービスの提供につながります。
Futurumのレポート「デジタルトランスフォーメーション実現のための企業文化に関する4つのインサイト」は、www.pega.com/disrupting-dxよりダウンロードいただけます。
Futurum Researchの創設パートナー兼シニアアナリストであるShelly Kramer氏は次のように述べています。「パンデミックが比類のない不確実性と混乱を引き起こし続けているため、企業・組織では、DXのあらゆる側面を調査して、そのペースを維持し、競争力を維持できるようにする必要があります。DXの文化的側面が見過ごされている中、私たちの調査は、将来に向けて持続可能な成功を確実にするために、従業員によるDXプロジェクト立ち上げ時からの関与が最優先事項として考慮されることの重要性を報告しています。リーダー層だけでなく全従業員が関与したほうが変革は成功します。」
PegasystemsのCTOであるDon Schuermanは、次のように述べています。「DXは、テクノロジーだけでなく、企業文化のトランスフォーメーションを含みます。つまり、従業員がプロセスに参加していると感じることが不可欠です。企業は、運用上のサイロを解消し、より深いコラボレーションを促進するツールとプロセスを優先して、すべての従業員がこの重要なジャーニーに確実に参加できるようにする必要があります。適切なソリューションを活用した活気に満ちたDX文化を育むことで、従業員がDXの潮流から取り残されないようにすることができます。」