【BIM施工支援システム:GLOOBE Construction】新開発ICT建機連携用LandXMLデータを活用し、鴻池組、日立建機と共同で建設現場のMC(マシンコントロール)を実証!
福井コンピュータアーキテクト株式会社
建設現場におけるMC建機とBIMデータの連携技術強化による施工の更なる高度化と生産性向上を実現
福井コンピュータアーキテクト株式会社(本社:福井県坂井市、代表取締役社長:佐藤 浩一)で開発販売をしております、BIM施工支援システム「GLOOBE Construction」において、株式会社鴻池組(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:蔦田 守弘、以下 鴻池組)が建設中の新研究施設 「(仮称)KONOIKEテクノセンター」(大阪市住之江区)で、鴻池組が作成したBIMモデルを基に、「GLOOBE Construction」で掘削データの作成とLandXML※1データの出力をし、日立建機株式会社(本社:東京都台東区、執行役社長:平野 耕太郎、以下 日立建機)のMC建機に連携して次世代施工をアシストする業務に活用頂きましたので、お知らせいたします。 この度「GLOOBE Construction」にて開発したLandXMLデータは、BIMシステム初のMC建機用に最適化されたデータとして出力を可能にしました。本技術の更なる普及により、建設現場のICT活用促進を目指してまいります。
鴻池組では、施工のさらなる高度化と生産性向上を図るため、建設現場におけるMC建機とBIMデータの連携技術強化による業務効率化を実現しました。実現内容は下記の通りです。
MC技術で幅広い実績を持つ日立建機とBIMシステム開発メーカーである当社協力のもと、MC建機とBIMデータとの連携強化を図り、建築分野での連携普及に向けた取り組みを実施しました。
鴻池組が現在建設中の新研究施設「(仮称)KONOIKEテクノセンター」の掘削段階で、日立建機のICT油圧ショベル(ZAXIS135USX-6)を採用しました。
MC建機に必要とされる掘削データは、当社BIM建築施工システム「GLOOBE Construction」から出力した「LandXML」データを活用する事で、これまで3次元データ作成に幾度かの修正が発生していた変換・修正の手間を大幅に削減することができました。
また、今後においては、UAV(ドローン)測量したデータを「TREND-POINT」※2に取り込み、点群測量データとして「GLOOBE Construction」へ連携することで、UAVによる測量から、土工計画、掘削作業までの一連業務連携がスムーズに行えることから、BIM/CIM連携についても積極的に取組推進していく事が計画されております。
※1:土木・測量業界におけるオープンなデータ交換フォーマット。
※2:福井コンピュータ株式会社社製の3D点群データ処理システム。