●Snapdragon 765後継は来年早めか
Snapdragon 888により、まだまだハイエンドスマホは進化していきそうだが、一方でメーカーが主力として位置づけているのは、Snapdragon 700番台シリーズや600番台シリーズだろう。
特に今年は各社ともSnapdragon 765を採用したところが多く、コストパフォーマンスのいい5Gスマホとして人気が出ていた。Snapdragon 865では10万円を超えるモデルも珍しくないが、Snapdragon 765であれば6〜7万円という値付けになる。「なんとか手の届く5Gスマホ」を作る上ではSnapdragon 765が欠かせないわけだ。
今回のイベントでSnapdragon 765の後継モデルについては一切発表がなかった。しかし、クアルコムではハイエンドである800番台シリーズで培った技術などを700番台や600番台に落とし込み、価格を下げるという戦略を展開しており、これからも同様の流れになるとしている。
おそらく来年の早い段階でSnapdragon 765の後継モデル(個人的な予想としてはSnapdragon 777)が発表され、各メーカーで採用されていくのではないか。
例年の流れでいえば、12月のSnapdragon Tech Summitで新しいSnapdragonが発表され、それらを搭載した新製品が翌年2月のバルセロナ MWCというイベントで、各メーカーがお披露目する感じであった。しかし、世界的なコロナの大流行により、来年2月のMWCはすでに、2021年6月に延期が決まっている。
各メーカーとも来年前半はリアルでの発表はせず、オンラインでの新製品発表が続く。そのため2月発表にこだわることなく、各メーカーとも好きなタイミングでオンライン発表会を開催することだろう。
いずれにしても、世界的な5Gが盛り上がりを見せているだけに、各メーカーともハイエンドからミドルクラスに至るまで、すべて5G対応のスマホが続々と発表されるはずだ。いまから、どんなスマホが登場するのか、楽しみに待ってみたい。

この連載の記事
-
第270回
トピックス
楽天モバイル、黒字化の裏で不満噴出 通信設備に“2兆円投資”必要か -
第269回
トピックス
通信費が0円に? 楽天がモバイルWi-Fiをバラまく本当の狙い -
第268回
トピックス
mineoが“フルMVNO”に挑む理由 格安スマホ市場の変化が背景に -
第267回
トピックス
菅元首相に“ハシゴを外された”楽天モバイルの踏ん張りに期待 -
第266回
トピックス
スマホ値上げの足音 実質1.6万円のNothing Phoneが“最後の良心”に? -
第265回
トピックス
アップル巧妙な新手数料 スマホ法“肩透かし”で終わる可能性 -
第264回
トピックス
KDDI×ローソンが挑む“ニュータウン再生” 住民は不安も、採算に自信 -
第263回
トピックス
「アクセシビリティは“人権”」アップルが40年間続ける取り組みとは -
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 -
第261回
トピックス
スマホ5G“ミリ波”肩透かし 6Gは“センチメートル波”が鍵に -
第260回
トピックス
ドコモ苦戦 携帯3社、“値上げ”で明暗 - この連載の一覧へ












