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Apple Watch 6に新デザインのiPad Air! 秋のアップル発表会第1弾 第26回

今年の冬こそiPad入門!

最新iPad Airと第8世代iPadはどちらを選ぶべき?

2020年11月27日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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オールスクリーンデザインになったiPad Air

少し背伸びすれば手が届く「iPad Air」も魅力的

 3万円台で買えるiPadの魅力は、第8世代機で“食べごろ”に熟し切っている。だが一方で、この秋には第4世代のiPad Airという注目機が登場した。iPad Airは最も安価なWi-Fiモデルが6万2800円(税別)からと、第8世代のiPadに比べて2万8000円の価格差がある。ただ、できることの違いをよく知ると、あるいは人によっては「iPad入門機」として期待する用途によりiPad Airの方がふさわしく、またコストパフォーマンス的にもベターな選択肢になるかもしれない。

 iPad Airは10.9インチのオールスクリーンデザインになったLiquid Retinaディスプレーや、最新鋭のA14 Bionicチップを搭載する、第8世代iPadの上位機種だ。デザインはよりiPad Proに近く、スカイブルーやグリーンといったiPad初のカラバリモデルが揃う。

 写真や動画はiPhone、またはスマホで撮ることの方が多いと思うので、カメラについてはiPad Airの方が背面側メインのカメラ、フロント側のFaceTime HDカメラともに性能が優れていることについて触れるまでにとどめておく。ただARアプリを楽しむ用途については、第8世代iPadのカメラに力量不足を感じることはなかった。

 第8世代のiPadは本体カバーを兼ねるSmart Keyboardが使える。可搬性に優れるキーボードだが、iPad Airが対応するMagic KeyboardはSmart Keyboardに比べると少し重いが、iPadの表裏両側が保護できるカバーとして重宝するし、トラックパッドも搭載している。何よりタイピング感が心地いい。

タイピング感が心地よいMagic Keyboardにはトラックパッドも搭載されている

 独自のフローティングカンチレバーにより、iPadの画面がまるで宙に浮いているようなスタイルになる。オールスクリーンデザインのディスプレーに表示される映像コンテンツへの没入感は一際高い。さらにiPadの傾き調整範囲が広いので、ビデオカンファレンスの際に画面の角度やFaceTime HDカメラの向きが自在に変えられる。筆者はもうビデオカンファレンスにはiPad ProとMagic Keyboardのセットが欠かせなくなった。

iPadを傾ける角度もある程度自由に変えられる

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