「3次元CAD利用技術者試験 2級」がCBTへ完全移行
ACSP
全国47都道府県で随時受験が可能に
一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)(代表理事:木下 仁、東京都港区)は、これまで年2回の一斉方式にて実施していた「3次元CAD利用技術者試験 2級試験」(ペーパー試験)を、2021年4月より全国で随時受験ができる「CBT=Computer Based Testing」へ完全移行します。
「3次元CAD利用技術者試験」は、2003年に創設された、3次元CADを利用するエンジニアや学生が身につけておくべき知識と技能が証明できる国内最大規模の3次元CAD資格制度です。ペーパー試験の「2級」では3次元CADの利用知識を証明し、実技試験の「1級・準1級」は実際に3次元CADを利用したモデリング能力を証明します。
年2回の一斉方式による実施を継続する実技試験の1級・準1級の受験要件となっている2級試験のCBT化により、さらに多くの方に上級資格へのチャレンジの機会を提供できるようになります。
またCBT化により、新型コロナウイルスなどの感染症や自然災害を理由に受験機会が失われるリスクを大幅に回避できます。
2021年度以降の受験方法
2級(ペーパー試験) ⇒ CBT化により全国47都道府県で随時受験可
1級・準1級(実技試験) ⇒ 年2回の一斉試験(2級合格が受験要件)
※従来実施していた2級と1級・準1級の併願受験は、2020年度をもって終了いたします。
※2019年度受験実績
2級 応募者:3,026名 受験者:2,736名 合格者:1,668名 合格率:60.9%
準1級 応募者: 859名 受験者: 788名 合格者: 292名 合格率:37.0%
1級 応募者: 654名 受験者: 594名 合格者: 171名 合格率:28.8%
試験概要
試験名称 : 3次元CAD利用技術者試験 2級
試験日 : 4月~3月末までの随時実施
※実技試験の1級ならびに準1級は年2回(7月ならびに12月)
受験開催地 : テストセンター(全国47都道府県)
参考URL https://jjs.co.jp/testcenter/
試験時間 : 60分
受験資格 : 特になし(2級に合格すると、1級・準1級の受験資格が得られます)
試験方法 : CBTシステムによる多肢選択および真偽方式(60問)
受験料 : 7,000円(税別)
試験分野 : 3次元CADの概念、3次元CADの機能と実用的モデリング手法、
3次元CADデータの管理と周辺知識、3次元CADデータの活用
主催 : 一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)
Web : https://www.acsp.jp/cad/3d.html
※国から講座受講料の支援を受けることができる「教育訓練給付金制度」の対象資格です。
※全国工業高等学校長協会主催の「ジュニアマイスター顕彰制度」対象資格です。
公式ガイドブック
3次元CAD利用技術者試験 公式ガイドブック(2020年度版)
日経BP社発行/定価3,400円(税別)
ガイドブック紹介Webサイト:
https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/P96900/
一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)について
ACSPは、今年創設30年を迎えた「CAD利用技術者試験」制度など、各種検定試験の主催・運営業務ならびに関連する出版、教育、調査・研究などの事業を行う非営利法人です。各事業を通じ、日本のものづくりを支える学生や技術者の量と質を確保するとともに、当協会同様に人材の育成を目的とした資格・検定事業に取り組んでいる企業や他団体のサポート業務を通じて、働くことの面白さと喜びの普及啓発、そして生産性向上による経営力向上に寄与してまいります。
https://www.acsp.jp/