シーゲイト、フューチャー・モビリティ・キャンパス・アイルランド(FMCI)と提携し、スマートシティのハブを構築へ
Seagate Technology LLC
FMCIとの協働により、自動運転技術の実環境でのテストが可能に
※2020年11月17日にアイルランドで発表された資料の抄訳です。 11月17日 アイルランド・ダブリン ― データストレージ・ソリューションの世界的リーダーであるSeagate Technology plc(NASDAQ:STX)は本日、スマートシティのハブを構築するために、フューチャー・モビリティ・キャンパス・アイルランド(以下「FMCI」)との協働を発表しました。自律走行車やコネクテッドインフラを対象とした技術開発に向けて、FMCIは主要パートナーであるジャガー・ランドローバーの協力を得て、グローバル企業が協働して実環境でのトライアル実施を実現させ、研究する機会を提供します。シーゲイトは、40年以上にわたり培ってきたデータのストレージおよび管理技術の専門知識をプロジェクトに提供します。
当ハブ施設は公道12キロにおよぶもので、センサーデータの活用や様々な道路環境・交通シナリオのシミュレーション、新技術のテストなどを実施するうえでのノウハウを提供する予定です。この共同テストベッドには、高精度の位置情報システム、データ管理・制御センター、自律走行車両プロトタイプなどとともに、敷地内のいたるところにセンサーが設置される予定です。アイルランドのシャノン河口沿いのシャノン空港から450キロにおよぶコネクテッド高速道路や無人航空機(UAV)のための管理された航空交通回廊へのリンクのほか、スマートジャンクション、コネクテッド・ロード、自律型駐車場、電気自動車の充電スタンドも完備されます。
シャノン・アイルランド・ジャガー・ランドローバーのゼネラル・マネージャーであるジョン・コーミカン(John Cormican)氏は、「今回のFMCIとのパートナーシップは、戦略的な地域で当社の新たな自律型・コネクテッド型・電動化・シェア型技術をテストするための実環境の施設を提供してくれます。一流のソフトウェア企業との協働により、将来のシステムをより効率的に開発できるようになるでしょう。」と述べました。
自律走行車の今後は人工知能(AI)の進歩にかかっている一方で、自律走行車(AV)に必要なのは高度なAIだけではありません。AVで使用されているセンサーは、1台あたり1日5TBから20TBという大量のデータを生成します。このデータは、各車両に搭載されているAI技術のみならず、将来の分析を可能な限り迅速に行わなければならないエッジデータセンターでも利用可能である必要があります。だからこそ、効率的かつインテリジェントなデータインフラが重要なのです。
シーゲイトの副社長兼ゼネラル・マネージャー エンタープライズ・データ・ソリューションであるケン・クラッフィー(Ken Claffey)は、「自律走行車によって生成された大量のデータの流れを管理および扱うには、データそのものと同様にモバイル化・インテリジェント化・アジャイル化されたソリューションが必要です。当社は、FMCIとその主要パートナーであるジャガー・ランドローバーと提携して、自律型およびコネクテッド技術のイノベーションへの道を切り開くことを光栄に思います。」と述べました。
Seagateについて
Seagate Technologyはデータ環境(データスフィア)を創造し、持続可能なパートナーシップを重視しながら、世界クラスの精巧なデータ管理ソリューションのイノベーションを構築することにより、人類の可能性を最大限に高められるよう支援しています。Seagate の詳細については、https://www.seagate.com/ を参照してください。または、Twitter、Facebook、LinkedIn、YouTube のフォロー、ブログの定期購読を登録してください。
フューチャー・モビリティ・キャンパス・アイルランド(FMCI)について
FMCIは、アイルランドのConnected and Autonomous Vehicles (CAV)を含むAutonomous Connected Electric Shared Vehicles (ACES)の分野における研究、開発、革新を促進するための未来のモビリティテストベッド施設を作り、提供することを唯一の目的として設立された非営利団体です。テストベッドは、カリフォルニア州シャノンのシャノン・フリーゾーンにあるリメリック・シャノン大都市圏に設置されます。
FMCIは、実際の環境に設置されたACESテスト施設を提供することを目的としており、テクノロジー企業や研究者が技術をテストし、強化できるようにします。テスト施設は、最新のセンシングおよび通信技術を相互接続した道路ネットワークで構成されています。これらは、専用のコントロールセンターを介して完全にアクセスおよび制御が可能です。この施設のターゲットユーザーには、製品のリリース前に実際の環境で技術をテストする国内外の自動車およびテクノロジー企業が含まれます。