4パターンからベストな構成をチョイス
AMD CPUは、第4世代となるRyzen 5000シリーズの6コア/12スレッドモデル「Ryzen 5 5600X」がすでに発売されているが、1万円以上も安価になるコスパ優秀な第3世代Ryzenの「Ryzen 5 3600」をチョイスしている。もちろん、性能重視なら「Ryzen 5 5600X」もありだが、アップグレード自体はいつでも可能なので、より安価な型番末尾「X」なしモデルなど、ラインアップの増加を待つのもありだ。
マザーボードは、B550チップセット採用のMSI「MAG B550M MORTAR WIFI」だ。Wi-Fi6だけでなく、2.5GbEの有線LANや、8コアCPUも余裕の8+2+1フェーズの電源回路など、数年使い続けられるスペックを備えている
インテルのCore iも高コスパなのは同じで、6コア/12スレッドながら2万円を切っている「Core i5-10400F」になる。そのうえ、LGA1200プラットフォームはWi-Fi6対応マザーボードが、AMDのSocket AM4プラットフォームよりも大幅に安価とあって、CPUとマザーボードの導入コストを1万円以上も抑えられるのが大きな魅力だ。
ただし、LGA1200はPCIe4.0への対応が期待される次世代CPUの第11世代Core iにも対応する予定だが、PCIe4.0を使うためにはマザーボードの買い替えが必要となる。
インテルLGA1200環境向けのマザーボードASUS「TUF GAMING B460M-PLUS (WI-FI)」。チップセットはエントリーのB460だが、人気のTUFシリーズだけあって、4基のメモリースロットや、M.2ヒートシンクの装備など、スペックは十分だ
Ryzen 5000シリーズへのアップグレードが容易で、PCIe4.0 SSDにも対応でき、各部をリプレースして長く使い続けるPCを組むならAMD狙い。お子様PCなど、あまり最新スペックにこだわらず導入コストを抑えるならインテル狙いが良いだろう。

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