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Colt DCS、印西に3つめのデータセンター クラウド事業者向けでほぼ完売

2020年11月09日 15時30分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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 2020年11月9日、Coltデータセンターサービス(Colt DCS)は、クラウド事業者向けデータセンターである「印西3」のサービス提供を開始した。最大の特徴は27MWという大容量のIT電力容量で、そのうち21.9MWがすでに完売しているという。

サービス開始したColt DCSの「印西3」

ハイパースケーラー向けの大容量電力を供給

 関東圏におけるデータセンターの集積地である千葉県の印西市に作られた印西3は、同社が印西で提供する3つめのデータセンター。買収したKVHによって作られた同社の国内データセンターは、当初は金融機関の顧客を前提としていたが、ユーザーは「ハイパースケーラー」と呼ばれるパブリッククラウド事業者にシフトし、大容量の電力供給能力が求められるようになったという。

 2011年に竣工した印西1においてはIT電力は8.4MW(出力密度2000W/㎡)しかなかったが、2017年に竣工した印西2では印西1の倍となる15MW(出力密度3000W/㎡)、そして今回の印西3では27MW(出力密度3375W/㎡)に達しており、印西キャンパス全体の総IT電力は50MWにおよぶ。

印西にある3つのデータセンター

 印西3のデータホール(サーバールーム)の面積は1000㎡。Colt Tier3の設計に準拠しており、年間の平均PUEは1.4となっている。N+1構成のUPS、空冷モジュラー方式のチラー、冷水システム空調機などを採用し、高い冗長性、冷却性能などを実現する。

 Colt DCSはキャリアニュートラルなデータセンターの運用において25年の歴史を持ち、世界18都市、26カ所においてデータセンターを展開している。2014年に日本・アジアを中心に通信およびデータセンター事業を展開していたKVHを買収し、現在はフィデリティ・インベストメントによる出資を受けている。2022年には40MWのIT電力供給を実現する大阪京阪奈データセンターも完成する予定となっている。

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