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大阪市中心部のデータセンター、金融機関のバックアップ拠点として利用可能

アット東京 関西中央センター、JPXからプロキシミティエリア指定を受ける

2020年11月06日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 アット東京は2020年11月4日、大阪市中心部にある同社 関西中央センター(略称:KC1)が、日本取引所グループ(JPX)から関西圏における新アクセスポイント(AP4)のプロキシミティエリアに指定されたことを発表した。同エリアに設置された金融機関などの顧客システムは、JPXの「arrownet」ネットワーク経由でJPX取引所システムなどに低レイテンシで接続できる。

アット東京のWebサイト

 プロキシミティエリアとは、JPXが取引所システムへの接続サービスとして提供するarrownetのアクセスポイントと同じ(または近接する)データセンターにあるラックスペースのこと。アット東京KC1のプロキシミティエリアはJPX AP4と同一の建物内にあり、JPXの内部接続回線サービスを利用してJPX取引システムなどに内部接続できる。また、顧客ニーズに応じてマルチキャリアの外部接続回線サービスも利用可能。

 KC1は大阪市中心部にある都市型データセンターで、導入/運用時のアクセスが容易なほか通信キャリア環境も充実している。高い運用水準と安全性/信頼性を備えており、FISC(金融情報システムセンター)設備基準にも準拠している。

 アット東京では、KC1は東京エリアとの同時被災リスクが少なく、金融機関顧客におけるバックアップ/DR拠点として利用できるとしている。

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