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GALAKURO「GG-RTX3070-E8G8/TP」

GeForce RTX 3070の編集部おすすめはユニークな冷却機構を採用するGALAKURO

2020年10月29日 22時01分更新

文● 宮崎真一 編集●北村/ASCII

提供: Galaxy Microsystems Ltd.

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独自の3連ファンで冷却
背面にもファンを増設可能

 それではカードそのもについて見ていこう。カード長は実測で約312mm(※突起部含まず)で、基板自体は215mmほどなので、GPUクーラーがカード後方に100mm程度はみ出た格好だ。

GG-RTX3070-E8G8/TPのカード長は実測で約312mm

裏面はバックプレートで覆われているが、後方には大きな開口部がある

 そのGPUクーラーは、2.7スロット占有タイプで90mm角相当のファンを3基備えている。これらのファンには、3段階に角ばったデザインの羽根「WINGS」を11枚採用しており、玄人志向によるとこのWINGSにより、動作音を抑えながらも風量と風圧の向上を実現しているという。

GPUクーラーのファンは、11枚の角ばったデザインの羽根を備えるWINGSを採用

 また、GPUだけでなくメモリーの温度も監視し、その状況に合わせてファンの回転を停止する「Silent Extremeテクノロジー」を搭載。さらに、前述のXtreme Tuner Plusを用いれば、ファンの回転数を1%刻みで30~100%に固定できるほか、「ADVANCE」を選択するとファンの回転数とGPUの温度の関係を示したグラフ上で、各温度における回転数を高めたり低めたりすることも可能だ。

Xtreme Tuner Plusではファンの回転数を一定にすることも可能

ADVANCEを選ぶとファンの回転数とGPUの温度の関係を示したグラフが表示され、そこから回転数の設定を変更できる

 カードを側面から覗き込む限りでは、GPUクーラーには6mm径のヒートパイプが5本用いられており、カード前方と後方の2ブロック構造をなっている放熱フィンの間を結んでいる。メモリーチップや電源部にもヒートシンクが密接する構造を採っており、これらの冷却面もしっかりと行なわれていそうだ。

カードを横から見ると、放熱フィンが2ブロック構成となっており、その間を5本のヒートパイプがつなげているのがわかる

 GG-RTX3070-E8G8/TPには「1-Clip Booster」と呼ばれる1基の90㎜角ファンが付属しており、カード裏面のバックプレートに簡単に取り付け、GPUクーラーの冷却性能を高められる点はかなりユニークな仕様と言っていい。

付属の90㎜角ファンをバックプレートに装着できる。ファンの電源はビデオカード側面の専用コネクターから供給する

バックプレートの開口部をエアーが抜けることで、冷却性能を高める仕組みだ

 さらに、前述のWINGSと呼ばれる羽根には透明な素材が用いられ、ファン軸の裏側に搭載されたLEDの明かりを、この羽根を通して光る仕組みを採っている。LEDの色や光り方についても前述のXtreme Tuner Plusから変更できる。

Xtreme Tuner PlusでLEDの制御が可能だ

羽根が透明なので、LEDで照らされてると鮮やかに発光して見える

 補助電源コネクターは8ピンが1基のみで、映像出力インタフェースはDisplayPort 1.4a×3,HDMI 2.1 Type A×1という構成だ。また、LEDが搭載されたVGAステーが付属している点も見逃せないポイントだ。このVGAステーをブラケットに装着し、PCI Express x16スロットへの荷重負荷を軽減できる。

補助電源コネクターは8ピンを1基のみ備える

映像出力インターフェースはDisplayPortが3つにHDMIが1つと、このクラスではよく見る構成だ

製品に付属するVGAステー。ブラケットに装着することで、PCI Express x16スロットへの荷重負荷を軽減できる

VGAステーに搭載されたLEDで、ケース内を鮮やかに演出できる

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